名古屋三交ビルの解体状況 2017.8

名古屋三交ビルは三交不動産が保有する賃貸オフィスビルです。国際センター駅からは至近距離、名古屋駅からも徒歩10分程度と、利便性の高い立地です。

このビルは2020年の完成を目指して、新ビルに建て替える工事の準備が進められています。建て替え後は、完成パースのように低層部がオフィスでその上にホテルが乗っかるような形のビルになります。また1階には店舗スペースを設け、桜通沿いの賑わい創出に貢献できるような施設にするとしています。

引用三交不動産プレスリリース(PDFファイル)

最高部は75mくらいと推定できます。それなりに存在感のあるビルになりそうです。隣のビルとの街区一体開発でないのがちょっと残念ですね。

桜通側から見ると大きな変化は見られませんが、裏側では解体工事のための作業がかなり進んでいます。

裏に回ると表側とだいぶ様子が変わるのがわかるかと思います。「建築計画の概要」が掲示されるのも近いかもしれませんね。

ビルの一角には螺旋階段があります。2階へ繋がる側は封鎖されていますが、地下へ繋がる側はまだ使用できるようです。

名駅はここ十数年で、ルーセントからスパイラルまで連なる、南北方向での建て替えが大幅に進みました。その一方で東西方向(特に桜通沿い)は、更新時期を迎えたビルの建て替えがなかなか進んでいません。今回建て替えとなる名古屋三交ビルの竣工は1974年ですが、桜通沿いにはもっと古いビルが数多くあります。リニア開業による投資効果が、今後は南北方向だけでなく、桜通などの東西方向にも波及していってほしいものです。

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