伏見の北東で進められているりそな銀行の建て替え。前前回規模が判明、前回パースが判明しましたが、今回鹿島から着工のお知らせが正式に出ました。
滋賀銀行の建て替えもかなり進んできたのでそちらもお伝えします。
前回から3か月ぶりの取材です。
現在の様子です。重機の姿がなくなっています。先日鹿島から着工のお知らせが出たので、おそらく準備工事の機材がなくなったのでしょう。これから本格的な基礎工事が始まるのだと思います。竣工は2025年10月とされているのでこれから半年は基礎、その後地上躯体登場でしょうか。
この計画は都市計画地区計画における名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度を活用しています。制度で定められた高品質オフィスの整備に加え、帰宅困難者用退避施設の整備、建物周辺および屋上テラスの緑化、歩行者空間の拡張および伏見地下街との接続等、さまざまな公共貢献を実施することにより、初めて100%を超える容積率緩和を実現しました。
引用鹿島 プレスリリース(PDFファイル)
新たに出た錦通側のアイレベルのパースです。鹿島によると街並みの連続性に配慮して、南側は水平を強調したファサードデザインとし、西・北側は天然木を使った温もりのあるデザインとすることで、歩行者空間に憩いの場を提供するとのことです。
高層部は古くからの繊維問屋街にちなんだ織物から連想される縞模様と、地域に点在する神社仏閣の自然から連想される竹林をイメージしたもので、天に伸びるデザインは地域の発展と企業の成長を表現しているようです。
まあいろいろ書いてありますが、最近のビルにありがちなデザインですね。完成が近い三交ビルの南面と西面のデザインを入れ替えたようなビルになりそうです。
もうひとつ銀行跡地の再開発と言えば滋賀銀行。こちらは来年の完成とのことで鉄骨が最上階に達し内装工事が進められています。年明けには外観も見えてくると思います。
こうしてみると御園座やタワー・ザ・ファーストの出現、そして今回の滋賀銀行跡地の新ビルで伏見通沿いの景観がどんどんレベルアップしていますね。
低層部です。1階には店舗も入るとのことで伏見通の賑わい創出に貢献しそうです。
左は歯医者でしょうか。ほぼ同時期に工事していたのですが別々に開発され2階建ての小さな建物ができています。一体にして滋賀銀行ビルの低層部のテナントでクリニックにはできなかったのですかね。まあできなかったのでこうなっているんだとは思いますが。
伏見の再開発といえばあとは(10月の記事に載せているので今回はありませんが)広小路ビルくらいでしょうか。一時期と比べれば数は減って落ち着いてきています。注目の錦二丁目18番を中心にさらなる計画が出てくるといいですね。
コメント
旧りそな銀行ビル時代には、宮下歯科という歯医者さんがテナントで長く入っていたのですが、2020年6月にビルの閉館に伴い、すぐ近くの別のビルに移転しました。
新しいビルが完成したら、また戻ってくるのかな?