久屋大通からすぐ近くのアネックスの解体が本格化しています。その状況をお伝えします。
アネックスは核テナントとして東急ハンズが入っていましたが、売り上げ不振などからおよそ2年に閉店。35年の歴史に幕を下ろしました。ビルの老朽化も閉店理由のひとつとなっていましたが、その後解体が始まらずしばらく放置されていました。
先日、隣接する小規模ビルとの一体開発が判明。隣のビルもかなり老朽化しており、一体開発にした方がいいという判断なのでしょう。今後の期待が高まります。
前回の様子です。
久屋大通パークから見た様子です。白い壁が徐々に足場に覆われていきます。こうしてみるとアネックスはデザインもなかなかよく、まだまだ主役を張れそうなビルであるように見えます。
とはいえ35年前のビルですから、商業にしては天井高さが低かったり、一昔前の設備だったりと、やはり見劣りする点もあるのかなと思います。
そしてなによりコの字型の敷地なのでビルとして使いにくいです。新ビルは一体開発で整形な敷地になるため、この点が解消されます。
北側から見た様子です。コの字型のアネックスに取り囲まれるように建っていた桜錦ビルが見えます。シートに覆われ低くなっているのが確認できますね。先にこちらを解体してヤードにするのかもしれません。
ビルの平面形状がいびつなのは、ユーザーとしても使用しにくく、競争力にも影響するのではないかと思います。他が似たような条件であれば整形のビルを使いたいです。
解体は大成建設が行っています。跡地利用は決まっていませんが商業は今よりは床面積を減らすと予想されます。オフィスメインのビルになりそうです。
完成時期もわかりませんが、解体後即着工なら2028年くらいにはできるかと思います。三越の凍結により、2027年~2030年くらいが再開発の空白期間となってしまいました。あまりゆっくりしているとトヨタホームや松坂屋をはじめとする大型のライバル再開発とぶつかるので、上記期間をターゲットにするのがいいと思います。
角地に建つビルなのでデザインも大事ですね。とにかく新ビルも多くの人から注目を集めるかっこいい建物になってもらえればと思います。