名鉄が東岡崎駅2か所に駅ビルを整備!

3月29日、名鉄は東岡崎駅の駅ビル整備計画について発表しました。それによると、北口と南口2か所に駅ビルを整備、南口の方は3階建てで2023年完成、北口の方は8階建てで2029年に完成する予定です。

去年、駅ビル整備について名鉄は岡崎市と協定を結んでいました。8階というのは予想どおりでした。詳細はこちらです。

名鉄東岡崎駅 橋上駅舎や駅ビルなど整備へ

再開発のコンセプトは「SWING HIGAOKA -この街の躍動的なリズムをリードする-」です。SWINGというのはジャズ用語のようで、ジャズ特有の躍動的なリズム感やそのリズムに乗ることを指すようです。 岡崎市は貴重なジャズレコード、雑誌、オープンリールテープなどが多く所蔵されており、国内有数のジャズイベントが開催されるなど「ジャズの街」として認識されていることからこの名前が付けられました。

名鉄はこの計画を通して駅施設を起点とした躍動的なリズム(人の流れ)を作り出し、地域の個性を引き立てるとしています。このように拠点駅にビルができると駅周辺の賑わい創出につながり、大変いい流れだと思います。名鉄がかなり沿線開発に力を入れてきているのを実感します。

引用名鉄ニュースリリース(以下の使用も同様、PDFファイル)

順番に見ていきましょう。北口のビルは8階建てです。こちらがメインになりそうです。延床面積は13000平米ほど。用途は商業、事務所、公益施設となっています。

ガラス張りの洗練された外観がかっこいいですね。3階屋上にはテラスのような空間もあり、居心地のいい場所が生まれそうです。

現在は行きも帰りも「岡ビル百貨店」というビルが建っており、それを解体してからの工事となります。完成は2029年の予定です。

続いて南口。こちらは3階建て3000平米とやや小規模です。周辺居住者と駅利用者をターゲットとした施設として位置付けています。食品等物販店舗に加え、飲食、サービス等の用途を取り入れた生活利便性の向上に寄与する店舗を誘致し、周辺居住者にも選ばれる駅南口のシンボルとなるような施設を目指します。

また、岡崎市は徳川家康生誕の地としても知られており、市内には所縁の深い神社仏閣が多く、駅南口至近には徳川家康の産土神として有名な六所神社があります。こうした周辺施設との立地にも配慮し、動線計画を含めた施設計画を進めます。

この内容は毎年恒例、名鉄の設備投資計画の中で明らかになったものです。この他には9100系、9500系の追加投入、金山駅のリニューアル、高架化工事の推進などが掲げられていました。

気になったのは名古屋駅再開発についての記述が何もなかったことです。先日お伝えしたように柳橋駅判断の材料にもなるようですし、着実に進めてほしいですね。

駅ビルにはミュープラットも入ることでしょうね。完成が楽しみです。

シェアする

フォローする

コメント

  1. 岡崎っ子展 より:

    そういえば南口の解体はほぼ完了してますね。北口の再開発もおおいに期待!