神宮前のまちづくり 一歩一歩着実に

明日から4連休ですが、梅雨明けはまだ遠そうですね。青空の元取材をしたい気持ちはありますが、これからの時期は晴れるとめちゃくちゃ暑いので、難しいところですね。

今回は神宮前周辺のまちづくりを取り上げます。熱田神宮は名古屋でも有力な観光スポットであり、名鉄の神宮前駅は特急全停の拠点駅です。しかしその割には開発はいまひとつ進んでいませんでした。

そこで熱田神宮駅前地区まちづくり協議会なるものが設立され、エリアの魅力を高めようと再開発を構想。また名鉄も複合施設を建設するなど、雰囲気が変わり始めています。

神宮前周辺 再開発で大きく化ける?

前回からなんと1年ぶりです。

まずは神宮前駅を出てすぐ東側、ミュープラットを含む複合施設です。鉄骨建方の最盛期です。

近日レポート予定で開業したばかりのミュープラット大曽根はなかなかいい商業施設でした。ここも期待できます。

次は神宮前駅の西側、熱田神宮のある側です。やはりこちらは寂れ気味。人の往来はあまりありません。

しかし再開発によってこの一帯は大きく変わろうとしています。先日、熱田神宮駅前地区まちづくり協議会は再開発の新たな全体俯瞰パースを提示しました。

それがこちら。左が北です。構想によると、住宅や商業などの複合施設を建設するほか、熱田神宮の来訪者のために大型バス駐車場を設置します。現在の熱田区役所西側の商店街部分はオープンスペースになります。

いい案だと思います。薄暗いアーケードは時代に対応できていないので、それを取っ払い心理的に入りやすく落ち着けるスペースに衣替えします。オープンカフェなどあると今風になっていいかもしれません。

一方でここは神宮の前という立地なので全体的に意匠などは和風にして欲しいかなと感じています。和モダンというのでしょうか。意匠デザインも街の雰囲気を醸成する重要な要素なのでそこはこだわってほしいですね。

区役所南には広大な未利用地が存在します。ここも開発エリアに含まれます。こうしてみると神宮前はポテンシャルは高いのにそれを発揮できていないという点では(駅利用者数は違いますが)金山に近いものがありますね。

最後はMTG本社予定地です。住宅展示場が完全に撤去されましたがそれ以降アナウンスやパース発表はありません。看板には撤去工事とあったのでまだ本体工事には入っていないものと思われます。

南側にも広大な敷地があります。以前は駐車場でしたがアスファルトが剥がされ工事の準備待ちのような状態になっています。

改めてみると神宮前駅周辺はかなり多くの土地が低度利用されていることがわかります。逆に言えばそれはポテンシャルが大きいことの表れでもあるので今後の開発に期待です。

神宮前の街はゆっくりですが着実に変わろうとしています。まずはミュープラットが今年度中にオープン。周辺の再開発もそれに続いて動き出すことでしょう。変化が楽しみなエリアですね。

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コメント

  1. 権兵衛 より:

    よく名古屋は観光地がないと揶揄されますが、素材は良いもの多いんですよね。

    他都市の人気観光地は素材そのものはもちろん、周囲の土産物などの物販や飲食が楽しいんですよね。
    そういうところはたいてい、車の通行が制限されているエリアがあります。神宮と再開発地域の間には大津通がありますが、あれなんとかならないかなあと思います。