丸栄跡地に建設予定の暫定施設の詳細が少しずつ明らかになってきました。4月、興和は名古屋市に出店概要書を提出。それにより3階建て施設の図面が明らかになりました。今回はその図面を見ながら、暫定施設について考えてみます。
工事の様子は1か月ほど前にレポートしています。
こちらがその図面です。敷地は4880平米、延床面積は1万強となります。出口は北東と北側の2か所、特に北東側が一番エントランス然とした雰囲気になりそうですね。
北西側は少しセットバックした形になっていて、オープンスペースがとられるようです。
1階は専門店が並ぶ物販店舗で占められます。高級店ではなくカジュアル系の路線になると思います。
2階の図面です。こちらも物販。ファッション系ではなく雑貨系かもしれません。全く分かりませんが。
3階は非物販です。レストランやカフェが想定されます。北東角にはテラス席も設けられるのでしょうかね。
最後に屋上の様子です。84台の駐車場が用意されます。車は敷地南西側からスロープを上がる形になるようです。
着工は今年8月で、開業は来年11月とのこと。当初は今年の末完成とか言っていた気がしますが、それが来年GWごろとなり、今度は来年末になってしまうなど、スケジュールの遅れが気になります。この感じでは本開発もまた遅れて・・・となるのが想像できてしまいます。興和には何とか頑張ってもらいたいところです。
パースは公開されていません。暫定とはいえ、栄の一等地ですから、魅力的な施設になることを願いたいと思います
コメント
興和自身は丸栄周辺を一体開発したいようですが、安藤証券のビルが邪魔したからこのような事態になっているとしか思えません。
安藤証券は何故、再開発に協力しないのでしょうか。
80年代後半の竣工(詳細データ無しの為、推測)だと思いますので、更新するには少し早いのは分かりますが…。
再開発の発表当初の状況と比べて、栄地域の容積率の緩和や特例緩和などもできたので、そこまで安藤証券に拘らなくても十分な高さ、延べ床の建物建てられるようになったと思うのですが…
ここの街区全部1300%になったはず
敷地面積4880m2・容積率1300%ですから、延床面積は約6.4万m2となりますので単独建て替えでも地上25階・高さ120m程度にはできますね。
市が今度行う指定容積率の引き上げなんですが、単純に現在1000%の場所が1300%になる訳ではありません。
要件を満たせば緩和されますがそうでない場合は現在と同じです、それと都市再生特別地区と同時に使うことはできません。ですから指定容積率が引き上げられると言うよりも、新しい緩和制度ができると考えた方が良いと思います。高級ホテルで容積率緩和もこれと同じく都市再生特別地区での緩和と同時に行うことは確かないです。
ちなみに錦三丁目25番街区は都市再生特別地区の指定のみで860%もの容積率の緩和を目指しています。可能かどうかは知りませんが、少なくとも三菱地所は可能と考えたのでしょう。以上は全て市が出している資料を参考しましたので僕が読み違えてたらすみません。
もはや興和にはなんの期待も出来ませんね。
というか、敷地面積がほぼ同じで容積率1300%地区の栄広場で地上36階建て高さ200m、床面積10万近くなんだから。
丸栄跡地だけでも開発したら、高さ150〜200mのビルはできるはずだし、アセスもいらないのに
改めて調べましたが、栄広場の再開発は容積率を単純計算すると2000%になりましたが、どう言うことでしょうか。
階段・EVなどの共用部は容積率の計算に入れないのは知っているのですが、それでも1600%ぐらいになるような気がします。
栄広場開発の場合は、各種の容積率緩和制度を活用し、1860%になっております
恐らく名古屋で過去最大の緩和幅です
都心の大規模開発では、指定容積率にこうして積み増していくパターン自体はよくあります
ミッドランドスクエア、大名古屋ビルヂング、アーバンネット名古屋ネクスタビル、新中日ビルなど
地下街との接続が無くなっていますね、北西側がへこんでいるのもそれゆえかと。そもそも地下階自体が無く駐車場が屋上になっていますしあくまでも暫定施設なんだなと感じます。テナントはどうするんでしょう、暫定とはいえかなり広いですから興和が新しく始めるのに加えニューサカエビルのテナントの一時的な移転場所にでもするんですかね。