仙台編を終了し、今回からは名古屋に戻ります。主要都市で掲載していないのはこれで札幌だけになりました。実は次の遠征先としてもともと札幌を考えていて、最近JR北の230m級ビル開発やヨドバシのタワービル計画など発表され、ますます取材したい気持ちが強くなりました。ただこれからの時期は寒いというのがちょっとネックですかね・・・
さて中日新聞に先日、丸栄の暫定施設の完成が想定していた2020年末から2021年春頃へ遅れるという記事が載りました。新施設の基礎に想定より時間がかかるのが理由とのことです。
丸栄の建物は現在解体が進んでいます。期間はおおむね来年3月末までと想定されています。そこから施工会社の変更などがあり、工期が3か月ほど伸びるようです。
その暫定施設ですが、興和は大型連休の前には開業させたいとのこと。ホテルや飲食店経営のノウハウを生かし、新施設にはカフェや働く女性に好まれるメニューを提供する店を入居させることを考えているようです。
営業期間については10年間の暫定と強調。一体開発の完成は2031年になると発表しました。これは三越のさらに2年後です。コメントにもあったように、地権者の合意は得られるかや経済が後退していないかなど、先の話すぎて不安要素がかなり多いですね。
となると新施設の詳細発表は来年春頃になるのでしょうか。当初は今年秋頃としていましたが、工期の遅れに伴ってひとまず今年中の発表はなさそうです。
また、興和はナゴヤキャッスルの建て替えについて、独自ブランド「エスパシオ」を冠する名前になると示唆。補助金を活用し、名古屋で一番のラグジュアリーホテルを目指すとのことです。
建て替え時期については、名古屋城天守閣の建て替えと歩調を合わせたいとしていますが、肝心の天守閣がゴタゴタになっており、興和としても早く決めてほしいという心境のようです。
いずれにしても興和が今後の名古屋の再開発のキープレイヤーの一角をなすことには間違いありません。街を盛り上げるためになんとかがんばってほしいですね。
コメント
最早丸栄一体再開発には期待出来ない、暫定施設が好調になると更に延びる可能性もあるし、いっそのこと丸栄跡地にリッツ・カールトンを建ててほしい。
あ氏のコメントに完全に共感します。暫定施設と称しながら最低でも十年程度は使うような、三階建ての都心の一等地に全くそぐわない建物などない方がいい。大きめの樹木でも移植して、ミニ森林公園にでもしてもらった方がよっぽどましです。それに、興和は、栄町ビル等が建っている北側街区との一体開発に固執しているようだが、一体開発にこだわる理由がよく分からない。興和は一体開発のイメージ図くらい提示すべきだと思う。そもそも幅の広い広小路通りを挟んで一体開発など出来るのか甚だ疑問だ。
栄、伏見間の広小路通なんて別にそんなに広くないでしょ。
札幌、寒い時でも雪は意外に少ないですし(名古屋と比べれば多いけど)、再開発のあるような都心部にある大通りの歩道は融雪設備があるので難なく歩けます。
名古屋と同様、地下ネットワークも発達しているので、寒さをそこまで感じずに取材できると思いますよ。そして、そこまで寒くもない。
冬はホテルも航空便も安くなりますし、今年は韓国からの旅行客が少ないこともあり、結構狙い目だと思います。是非、行ってみてわ。
ナゴヤキャッスルについては、天守閣が建ったところで、超高級ホテルの需要には大差が無いと思いますので、早く建ててほしい。
先のG20外相会合でも分かったけど、都心部のホテルではあれ以上の会議は開けない。警備面での負担が大きすぎる。
それに対して、ナゴヤキャッスルはまだ警備面で有利。そして、財界から提案のあった、三の丸再整備を真剣にやるべき。
文化財にもなっている県庁や市役所はホテルに転換。役所関係は域内統合して、さらに会議場主体のMICE施設を新設する。
基本的に城跡に整備するので、警備面で優れており、空港アクセス面も高速に直結できる。アフターコンベンションの意味でも、名古屋城や能楽堂があり最適。
展示場主体のMICEはセントレアのアレで充分。会議場主体のMICEは、三の丸に作る。現行の国際会議場拡張は無駄なので止める。
拡張性もないし、立地面でも良くない。ホール機能は残して、会議場機能は縮小させるくらいでちょうどいい。
金城埠頭の展示場拡張も当然やめる。金ばかりかかる使い勝手の悪い、利用料も当然高い施設を整備するのは悪夢でしかない。
森ビルに、丸栄跡地、国際ホテルを売却してほしい。力もないのに背伸びし過ぎ。名古屋の一等地を持つ、社会的な責務があると感じる。