3月31日、中部日本ビルディングが閉館しました。同ビルは1966年、中日新聞社の跡地再開発として建設された複合ビルです。その規模は地上12階、延べ8万平米と当時としては屈指の大規模ビルでした。事務所や劇場などは多くの人に利用され、長年栄のランドマークとして愛されてきましたが、老朽化により建て替えが決定。53年の歴史に幕を閉じることになりました。
3月末に閉館を記念した建物内を解放するイベントが行われました。私も少し見てきたので、その様子をお伝えします。
エントランス付近です。記念撮影をする人も多くいました。
ロビーです。メッセージボードも設置され、閉館を惜しむ人々が思い思いの文章を書き綴っていました。
天井の壁画は「夜空の饗宴」です。何らかの形で保存や再利用できないか検討中とのことです。
次は一気に屋上へ。こちらはかつて利用されていた回転レストランです。思いのほか大きくて驚きました。
ビアガーデンの店舗です。もうこのシャッターが開くことはありません。新ビルでビアガーデンはあるでしょうか?
南端付近より。こうしてみると中日ビルは南北にかなり長いビルであることが実感できます。
14時にはヘリコプターから記念空撮が行われました。(私はその時間にはいなかったので写っていません)
中日劇場です。本当に立派な劇場で姿を消すのが惜しいですね。
中日パレスです。ここで愛を誓った人も多くいることでしょう。
あまり長い時間いることができなかったのでこんな感じですが、解体前に中日ビルの姿にしっかりと触れることができてよかったです。
個人的には丸栄よりも解体がしっくりくるという印象です。おそらく解体後のプランがしっかりしているからでしょう。新中日ビルは31階・170mの重厚な超高層ビルになる予定です。
詳しい建て替えの情報はこちらから。
昭和に建てられ、平成の最後まで愛された中日ビル。令和の時代でも人々を惹きつける栄の中心であって欲しいと思います。
コメント
栄で食事をするときは並ばずに入れる穴場の店が多くて好きでした。中でもユーハイムはお店が広くてゆったりした感じが良かったです。あのような空間は時代とともになくなってしまうのでしょうね。