ノリタケ工場跡地の再開発の状況 2017.8

西区にはかつて、陶器で有名なノリタケの大きな工場がありました。その工場は2014年に閉鎖、解体撤去工事が行われて現在は更地になっています。ご存知の方も多いと思いますが、この跡地にはイオンモールと三菱地所主導で商業施設やマンションを建設する再開発計画があります。

しかし着工される気配はなく、当初計画の完成目標である2016年を過ぎても尚、更地の状態が続いていました。そしてそれからさらに1年、進捗を確かめるべくに現地に行ってみました。

更地です。生い茂る雑草が生長した以外何も変わっていませんね。

実はこれに関してノリタケは昨年、新たなスケジュールを発表しており、商業施設は2019年、マンションは2021年の完成を目指すとしています。詳細な地区計画も公表されているので見てみましょう。

引用ノリタケカンパニーリミテドプレスリリース(PDFファイル)

青の部分は観光名所「ノリタケの森」として残ります。開発エリアは、敷地西寄りに南北に縦断する道ができ、それより東側は商業施設、西側はマンションという形になるようです。尚、高さ制限は商業地区31mまで、住居地区60mまでとなっています。

敷地の大きさなどから考えると、イオンモールは新瑞橋くらいの規模でしょうか。住宅は20階くらいが上限になりそうです。

ちなみにノリタケの森は、風情のある古い建物と自然を感じられるイイ感じの観光施設です。赤レンガの建物の横には小川が流れ、名古屋駅から徒歩15分程度であることを忘れさせるような雰囲気さえあります。

他見から来た人には観光名所になりえると思うのですが、地味と言うか、知名度が低く市民の間でもあまり浸透していない印象です。

本題に戻りますが、実は私はイオンモールの出店をあまり歓迎していません。名古屋市内や郊外には大型SCがそこかしこにあり、同じような商業施設はいらないと思うからです。加えてこの手の大型SCは車での来客がメインになるため、渋滞が懸念されます。

ノリタケの森の価値を大きく引き上げるような、相乗効果をもたらすことのできるような、そんな素敵な施設を期待したいです。

コメント

  1. 匿名 より:

    2018年になっても相変わらず塩漬け状態ですね。大阪から新幹線で来ると規模の大きさに驚きます。規制緩和されつつも今だ詳細な内容が出てこないのは問題発生ですかね。確かに名古屋駅から若干、距離はありますがあれだけまとまった土地は市内ではなかなか無いので期待感が増します。商業施設がイオンというのが安易な選択な気がします。昔、千種のサッポロビール工場跡地再開発の時の事を思い出させます。トヨタと森トラスト連合再開発案を選択せずイオンを選んでしまった過去・・・イオンをまた再開発に参入させるなら通常のイオンではなく広島で展開予定のTHE OUTRETS HIROSHIMAのようなアウトレットモールとレジャー施設を掛け合わせた新感覚の複合施設展開を望みます。