平和公園 アクアタワー

アクアタワーは、平和公園内に建つ給水塔です。上部には展望台があり、そこから景色を楽しむことができます。

 高さ  高め(建物40m、標高120m)
 入場料  無料
 アクセス  遠め(自由ヶ丘駅徒歩20分、光ヶ丘バス停徒歩3分)
 施設充実度  簡素(1階に小展示コーナーあり)
 景色の見易さ  良好(北側の展望はなし)

もともとこの塔は、名古屋市上下水道局が市東部丘陵地域への安定給水と災害時の給水場として設置されました。このページでは景色の紹介をメインとしていますが、本来の塔の目的は、敷地内にある児童公園の地下に置かれた配水池から、塔内のタンクにポンプで水を汲み上げ、自然流下させる事で高台への水圧を確保することです。

そのため内部には商業施設などはなく、給水関連の設備のみとなっています。周辺も森におおわれているため、ゆったりとした時間が流れています。

1階の展示パネルです。名古屋市内には東部を中心に似たような給水塔がいくつか存在することが分かります。そのうち最も大きく展望景色も見ごたえのあるのがこのアクアタワーです。

展望室内の様子です。写真右側(北側)は展望はありません。室内は特に案内板などはなく、簡素なつくりとなっています。

それでは景色を順番に見ていきます。まずは東側から。こちらは東部丘陵に広がる住宅地とその奥の山々がよく確認できます。中央やや右が愛・地球博記念公園、観覧車が見えます。左が瀬戸デジタルタワーです。

南東側です。こちらも住宅街が広がります。奥の方は刈谷や安城方面で、タワーマンションがぽつぽつと見えています。

南側は平和公園の墓地が広がります。中央付近に見えているのは星ヶ丘付近のタワーマンションです。右の特徴的な形の構造物は動物園にある東山スカイタワーです。

南西方面です。やや左の塔は八事、中京テレビの東山タワーです。実はスカイタワーより高いです。やや右奥方面は臨海の工業地帯です。煙突や名港トリトンがうっすらと見えています。

西方面です。都心がはるか遠くに見え、名古屋という街の大きさが実感できます。右に見えるのはナゴヤドームです。

塔の高さは50m足らずですが、標高が高いので(標高の低い)都心方向を見下ろすことができます。

都心にズームです。超高層ビルの林立する大都市・名古屋の実力を感じることができます。今後の再開発でこの景色はさらにダイナミックに変化していくことでしょう。

いかかでしょうか。展望台として比較的穴場なスポットですので、ゆっくりと写真を撮ったり、自然あふれる公園でのんびりしたい方はぜひ行ってみてください。

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