名古屋港ポートビルは、名古屋港ガーデンふ頭にあるユニークな外観の高層ビルです。白い帆船をイメージしたデザインが特徴的で、名古屋港のランドマークとなっています。高さは63mで、7階に相当する部分に展望台があります。
高さ | 高め(約50m、都市を等身大スケールで見る感じ) |
入場料 | 休め(300円) |
アクセス | 良好(名古屋港駅徒歩3分) |
施設充実度 | 簡素(低層部には展示施設あり) |
景色の見易さ | 良好 |
港は名古屋市街の南端のためそこからは名古屋市街を一望することができます。
最も見ごたえのあるのは北側です。名古屋の都心方面が一望できます。繁華街から離れているので迫力はそれほどでもありませんが、その分名古屋という街のスケールの大きさ、広がりが実感できます。
都心方向にズームです。まずは名古屋駅方面。170mを超えるビル群と100m級のその取り巻きの密集度合いが都会の風格を感じさせます。
一方駅西はビルがほとんどなく90m台の代ゼミが一番目立っています。今後ビックカメラなどが開発されこの景色も変わっていくでしょう。
伏見方面です。御園座がランドマークとして鎮座します。ただし写真に写っている一番高いビルははるか右奥のザ・シーン城北です。
100m近いオフィスビルが連なる姿は壮観です。名古屋の市街地は名駅と栄を結ぶ東西の軸沿いに発展しているのがよくわかる写真です。
栄方面です。今は金山南ビルのほうが目立っていますが、これから建設されるトリプルタワーの完成でスカイラインは大きく姿を変えることと思います。
その他いくつかタワーマンションや鉄塔が見えています。名古屋テレビ塔はドコモの鉄塔と丸被りになっています。
次は西方面です。やや左に見えるタワーマンションは野跡駅周辺のものです。それ以外の土地はほとんど工場や倉庫に使われています。
南方面です。雄大な名港トリトンの手前には客船が航行している港湾らしい景色です。
写真に写っている多くの工場群は名古屋の産業や経済を第一線で支える屋台骨です。
東方面です。こちらは住宅地が中心です。特に奥の緑区や日進などは今なお人口増加中の発展エリアです。
次は足元に注目。名古屋港は名古屋のウォーターフロント地区の1つで、水族館はじめ南極観測船やシートレインランドなどさまざまな商業施設が集まっています。
特に名古屋港水族館は全国屈指の規模です。市民の中には自虐的に過小評価している人もいますが全国に誇れるスポットなのです。
しかしウォーターフロントとしてはパッとしません。東側の寂しい雰囲気を見るとよりそう思えてきます。かつてのイタリア村跡地や駐車場などもったいない土地利用となっています。
名古屋港エリアをもっと活気に満ちた雰囲気にするにはこのあたりを改善していく必要がありそうです。
建物内の様子です。座る場所も随所にあり長居できます。低層階には見所も十分しっかり見ようとすればそれなり時間が必要です。
いかがでしょうか。名古屋港ポートビルは比較的低料金で名古屋市街が一望できる良スポットです。付近には水族館など1日楽しめる施設が集積しています。ぜひ行ってみてください。