名古屋都市センターは、その名の通り名古屋の都市に関するさまざまな資料を集めた資料館です。金山駅徒歩1分、金山南ビル11階、12階にあります。景色もよく、名古屋の街を眺めるにもいいスポットです。
高さ | 普通(約60m、都市を等身大スケールで見る感じ) |
入場料 | 無料 |
アクセス | 至便(金山駅徒歩1分) |
施設充実度 | 最高(都市に関するさまざまな展示がすばらしい) |
景色の見易さ | 普通(窓ガラスの手前にFCUあり) |
金山は都心の南端に位置しています。そのためこの展望台から北側を見ると都心全体の様子が分かります。
左側はささしまライブです。グローバルゲートの存在感が際立ちます。愛知大学の右に代ゼミも見えます。駅西は今後ここから見えるような高層ビルが増えるかもしれませんね。
そして名駅、この位置だとゲートタワーは見えませんが圧倒的な物量感です。もう少し右に行くと柳橋付近ですが、この辺は少し寂しいです。新駅設置が決定して盛り上がるといいですね。
アクアタウン、国際センター、テラッセ納屋橋、ヒルトンが続き、伏見駅周辺では周囲に比べて頭ひとつ抜けている御園座が見えます。伏見~本町付近は手前のアルバックスタワーに隠れて見えませんが、建設中の栄タワーヒルズは確認できます。
さらに右に目をやると栄付近です。ナディアパーク、ドコモの鉄塔などが見えます。テレビ塔はG.Aタワーに隠れて見えません。栄の再開発でこのあたりの景色も一変するでしょう。
少し高いアンテナはメーテレのもの。右端には同じ東別院のヴィークタワーが見えています。
北東方面を見てみます。東別院エリアから少し右に行ったあたりが新栄町です。マザック葵ビルが見えます。そこからもう少し右に見える鉄塔は鶴舞の中電千代田ビルのものです。その奥の辺りが千種で、複数のタワーマンションが見えます。
しばらく右に行くと見えてくるのがグランドメゾン池下。地域のランドマークとなるタワーマンションです。それより右は高い建物はかなり少なくなります。
地平線を眺めていると右に向かって少し高くなっているのがわかります。名古屋東部の高低差のある地形が見て取れます。
さらに遠くを見ると、視界がいいときには山が見えます。冬の空気が透き通ったときには御嶽山も見えます。マザック葵ビルと雲竜フレックスビルの間のあたりです。
手前も要注目です。アスナルや市民会館の再編で、現アスナルの跡地に複合高層ビルを建設する計画があるためです。この展望台は絶好の工事観察スポットになりそうです。
東方面です。主に住宅街が広がっているため、地平線を遮るような建物は少ないです。左端に見える細長い塔は東山スカイタワーです。右端はミッドキャピタル。名古屋最高層のタワーマンションです。
南方面です。中央に見える特徴的な形の建物は名古屋国際会議場です。右にはうっすらと名港トリトンが見えます。
西方面は壁があるため一望はできません。特徴的な建物も少ないです。
足元に目をやるとたくさんの線路が見えます。左から東海道線、名鉄、中央線が併走しているので、電車が行きかう姿が頻繁に見られます。
施設内部はこのようになっています。11階が都市に関するさまざまな展示、12階が図書館です。
展示は常設と企画に分かれています。企画展示は1か月~2か月程度で入れ替えられますが、どれも見ごたえのある内容となっています。
名古屋の都市計画の歴史がパネル展示されています。右に見えるのは何でしょうか。
これは名古屋都心を1000分の1のスケールで再現した模型です。森ビルの製作です。
名駅もしっかり作りこまれています。JPタワーの意匠は表裏で逆のような気がしますが・・・
ミニチュアの金山付近から名駅を見た様子です。景色がシンクロしています。
スクリーンによる展示もあります。その奥には12階へつながる階段があります。12階は都市関係の本だけを集めた図書館です。
いかがでしょうか。名古屋都市センターは単なる展望フロアでなく、名古屋の都市計画に関するさまざまな展示がある非常に面白い空間です。この分野に興味がある人が少ないのか、あるいはそもそも存在を知られていないのか、どの時間帯でも比較的空いています。
また行ったことのない方はもちろん、既に行った方でも行く度に発見があるスポットだと思います。景色のよい日にぜひどうぞ。