アクシオス千種は中区にある超高層タワーマンションです。高さは108.43m。太さも結構あるタワマンで、千種駅周辺で最も目立つ建物です。
ちなみにアクシオスとは英語のアクオス(液体)とアクシス(中心)を合わせた造語だそうです。ギリシア語で「価値のある」という意味もあります。
住所 | 中区新栄3-20-27 |
高さ | 108.43m |
階数 | 31階 |
敷地面積 | 8,756.61 m² |
建築面積 | 7,747 m² |
延床面積 | 58,892 m² |
竣工 | 2004年 |
建築主 | 都市再生機構(住宅・都市整備公団) |
設計 | アイ・アール・エー |
施工 | 大成建設・清水建設 |
下から見上げた様子です。全体的にオレンジ系統の色でまとめられていてデザインは2000年代っぽい印象を受けます。アクアタウン納屋橋も同世代です。
以前は東名ハイウェイバスの車庫があった場所でした。ここを再開発してタワーマンションが完成しました。
戸数は全部で266戸。太い割には少なめです。実は住戸はロの字型に配置されており、真ん中は巨大な吹き抜けになっています。
建設主体は都市再生機構(当時は住宅・都市整備公団)なので賃貸マンションです。高層階でも2LDKで15万円といった価格があります。立地、高さを考えればお得だと思います。
大きな塔屋が目立ちます。とってつけたような塔屋は不格好ですが、アクシオス千種の場合はこの角の塔屋がトレードマークでかっこいいと思います。
左に見えているのはライオンズタワー千種(27階・97.1m)です。こちらは大京の分譲マンションです。20階にラウンジがあります。
右側の曲線が特徴的なフィットハウスもこの再開発に含まれます。低層部には他にも医療施設や有料老人ホームなどが入っています。
駐車場棟もあり、1階には日本通運の配送センターが入居。その上に来場者向け駐車場、さらに上に施設入居者向けの月極駐車場があります。
線路側から見るとこんな姿です。個人的には西側から見た方がかっこいいです。やはり都心の眺望は西側ですし、そちらが正面らしい意匠になっているのだと思われます。
とはいっても柱の色が白やら黄色やら橙やら様々な色がつかわれているのはさきほどの西側と同様で見ていても飽きません。
JRの千種駅前から見た様子です。No.1のアクシオスとNo.2のライオンズタワーが重なって見えます。30階級タワマン2棟の連なりは遠くから見てもかなり目立つため、千種のランドマークとして機能しています。
今後千種では再開発が進みます。特に住友のビル群の解体跡地にはさらなるタワマンが建設予定とされ、もしかしたら千種No.1の座が移るかもしれません。
アクシオス千種は間違いなく「価値のある」タワーマンションかと思います。ライオンズタワーとともに、千種駅のランドマークとしてこれからも大きな存在感を放ち続けていくと思います。