2月13日、市の都心部でSRTの運行が始まりました。ゴールドカラーの斬新な車両は内部も革新的で、名古屋の中心部を楽しみながら移動することができ、とても好評です。運行から1か月が経ちました。
しかし課題がないわけではなく、むしろたくさんの改善すべき事項があります。その状況と名古屋城へ向かう新しいルートについて見ていきましょう。

こちらがSRTの停留所です。斬新なデザインでとても目を引きます。サイネージには走行位置、遅延、混雑等のリアルタイム表示もされます。SRTのロゴもかっこいいですね。デザイン関係は文句なしでしょう。
車両も思わず乗りたくなるような未来的な形です。また車内ではXR表現が可能な透明ディスプレイが窓に複数設置されています。これらは走行中、車両の位置情報に合わせて、立体音響とともに外の景色と重ね合わせた情報が表示されます。SRTの「Smart」の部分がよく具現化されていると思います。
しかし改善点も多いと思います。まず同じことを何回も言っていますが本数が少なすぎです。1時間に1本というのは終わっています。せっかくなので車両を撮影したかったですがあと45分待つ必要があったのでやめました。
車両が1台だからとか、まずは試験的にやっているからなどというのは言い訳になりません。SRTは、BRTの持ち合わせている優れた点とタイヤベース「Roadway」のメリットを合わせた、素晴らしい新交通というコンセプトでした。ということはBRTとして完成度の高い基幹バスをも上回るシステムになるはずです。
この点車両デザインや停留所は、他の系統と明らかに区別されており、いいと思います。また、BRTで必須な速達性に関しては基幹バスに劣りますが、観光や街の賑わいを重視したのでこれもまあいいかなと思います。しかし利用する意欲を失うほど本数が少ないのは看過できません。
観光客が来て楽しみにしていたら次のバスまで1時間、となればそれを待とうとはならないでしょう。混雑した東山線を利用することになります。これはどう考えても「Smart」とは言えないと思います。
また土日エコきっぷが使えるようにすべきです。これも、わざわざ遠くからやってきた人たちが便利な1日券を買ったのに、観光の目玉となりうる斬新なバスは乗れず、別料金がかかるとなれば不満が発生するでしょう。というかこの券であれは乗れるのか、乗れないのかとか考えるのは地味にストレスです。そういうのは解消すべきと思います。
あと、これはSRTそのものの問題ではありませんが、上の写真のように停留所は斬新でデザイン性が高いものの、路面のタイルが古すぎてギャップがあります。久屋大通公園の噴水より南のリニューアルも急いでほしいです。
といっていたらサカエヒロバスの暫定利用期間が3年伸びることが明らかになりました。南エリアとここの噴水の改修計画も延期となるでしょう。以前はこんな計画がありましたね。もう6年前の話です。

先日、名古屋城を結ぶルートについて案が出ました。上のような経路となるようです。名古屋駅は東エリアの工事に伴い連接バスの走行が困難のため、駅西を通るようです。栄に行くのと名古屋城に行くのでSRTの乗り場が全く異なるというのも微妙ですね。まあルートに関しては駅東を経由するよう改めて検討とありますが。
那古野あたりにも停留所ができそうなのはいいですね。名古屋駅と名古屋城の中間地点くらいであり、円頓寺や四家道といったあまり目立っていないところにもスポットが当たればと思います。かすめているだけのノリタケの森もルートに入れたらどうかと思いますが、道幅の関係などで難しいのかもしれません。
これとは別にちょっと気になるニュースが出ました。それはメーグルに名古屋駅と名古屋城の急行便が設定されるとの内容です。SRTと完全に競合している気がします。いろいろ事情あるとは思いますが、こういうのも整理できないのでしょうかね。観光客は絶対に一本化されていた方が困らないです。
いろいろ書きましたが上記の問題をクリアすれば名古屋の魅力をより高める存在になるのは間違いないと思います。せっかく導入するのですから、わかりやすさ、使いやすさに磨きをかけ、真に「Smart」な都市交通となってほしいです。