三都物語大阪編 展望台と川沿いから眺める大都会

三都物語最終回はもちろん大阪です。言わずと知れた関西の中心都市である大阪は、近年目覚ましい発展を遂げています。万博を成功させ、次はIRやなにわ筋線の建設が進められており、さらなる高みを目指して進化中です。

そんな中で今回は中之島に着目してみました。淀屋橋から西に向かって歩いていきます。水の都大阪を一番感じられるエリアです。今この中之島周辺は開発ラッシュの様相を呈しています。

まずは完成したばかりの淀屋橋ステーションワンです。ここに無料の展望スペースがあります。前回の御堂筋特集は完成したばかりで展望台に入れませんでした。今回満を持して30階に向かいました。

ツインタワー完成 風格高まる御堂筋

ここから梅田方面を見てみます。素晴らしい景色です。150m~200m級の超高層ビルが建ち並ぶ大阪の心臓部です。右端はこのあと紹介する大阪堂島浜タワー、その左に新ダイビルです。その左ある中層のホテルは解体が決定。隣接敷地との一体開発が期待されています。

川の手前側は三井や住友系のビルが並びます。左端は中之島フェスティバルタワー、ウエストと並び大阪都心で最も存在感のあるビルの一つです。写真には入っていませんがさらに超高層ビルは続き関電ビルなどの巨大ビルが鎮座します。

奥に見えているのは梅田。幅広のJPタワーがよく見えます。その右奥がグラングリーンですが他の巨大ビルに隠れています。最高級ホテルのウォルドルフ・アストリアは少し見えています。

近年大阪のビル密度は急速に高まっています。次に展望台の景色を紹介する大阪堂島浜タワー、新ダイビル、中央の東京建物はすべてここ10年程度でできた建物です。

そこにパークタワー大阪堂島浜が仲間入りしようとしています。躯体がほぼ出来上がりタワークレーンもまもなく撤去へ。のちほど紹介していきます。

堂島浜タワーから南側を見た様子です。御堂筋がまっすぐ見え高層ビル群が林立している姿が印象的です。大阪のビジネス街として貫禄があります。

先ほどの淀屋橋ステーションワンはやや左のビルです。右は淀屋橋ゲートタワー。これらが対となって大阪の中心方面へと向かうゲートのようになっているのは、御堂筋の風格向上に大きく寄与していると思います。

続いて西を見ます。川沿いに高層ビルが連なります。まさに大都会の様相です。梅田がグラングリーンの開業で少し落ち着いてきたため、今再開発ラッシュなのはこの中之島周辺と言えるでしょう。

なお2つとも無料の展望台なのでそこまで特別施設が充実しているわけではありませんが、都心の真ん中でこれだけの景色が見られれば個人的には満足です。

西に向かって歩きます。まずは先ほど紹介したホテルと隣接するクラブ関西の解体状況です。重機が入って工事が進んでいるようです。ただしホテルも解体があるため、工期は2028年までと長いです。

現地には鹿島の看板が出ていました。同社の中ではもう跡地再開発計画が絵になっているのでしょうか。都心のまとまった敷地で一体開発される可能性が高く、中之島の次なる大型計画として注目されています。

さらに西へ。次は先ほど紹介したパークタワー大阪堂島浜です。基本はマンション、ただし中層階にホテルを挟む珍しい構成です。頂部のデザインが凝っていますが中層階の外観は若干安っぽい気がします。

清水建設により工事が進んでいます。タワークレーンが撤去される日も近いでしょう。マンションの入居開始は2027年5月を予定しています。

少し離れたところから見ます。川沿いにまた超高層が増えました。左側の東京建物のブリリアタワーは高層階に一流外資系のフォーシーズンズホテルも入ります。有機的な外観と相まって大阪の有力ビルの一つです。

手前には高速道路が走ります。大都市ではスペースがないので川の上を有効活用して道路を通しています。この入り組んでいる感じもまた大都会という雰囲気につながっています。

中之島の様子です。水都大阪を強く感じる景色です。水辺と超高層が連続する大阪の都心は歩くだけで楽しいです。実はこの日もついつい長居して取材時間をオーバーしてしましました。

中央は中之島フェスティバルタワー、手前がウエストです。高層階には最高級ホテルのコンラッドが入ります。

反対側です。こちらはビルの密度は少し減ってきますが、それでもタワマンを中心に高層建築が増え続けています。中央右はシエリアタワーで、塔屋の形状や曲線を描いた外観が美しいマンションです。

そして左側奥には広大な開発用地があり、そこに大阪最大の超巨大タワマンが建設されようとしています。

まずは52階・196.65mの大阪最大級タワーマンションです。現地では重機がたくさん稼働していました。これから基礎工事が本格化します。

大阪らしく竹中工務店の看板が出ています。前回の神戸編でもお伝えしましたが、やはりここと大林組は強いです。今回紹介した中之島のように他の大手ゼネコンも入ってきてはいますが、梅田をはじめとするメインどころはやはり2社ががっちり抑えている印象です。

事業者は住友系です。もともと住友は大阪の財閥ですから、開発に積極的なのだと思います。都心には50階クラスのシティタワーをいくつも見つけることができます。

外観は単なる四角い建物ではないような雰囲気です。一方向からの絵しかないのでわかりませんが、途中階から形状がちょっと変わっているように見えるのも気になります。

完成は2030年5月となっています。あと2年もすれば躯体が大きく伸びている姿を見ることができるでしょう。

そしてその隣、なんと57階・205mの巨大タワーマンションです。こちらはまだ掘り下げ工事で重機の姿は少ないです。

大阪は200mを超えるビルは割と少ないです。もちろんこれは伊丹の影響です。梅田の超高層ビルは高さ制限ギリギリの190m台に抑えられています。今回は久しぶりの200m超となります。

57階・205mでです。このクラスのタワマンは大阪で過去最大となります。北浜よりは高さはわずかに低いものの、延床面積が圧倒的です。もちろん東京以外のどの都市にもない規模です。(ただし東京にはさらに巨大なタワマンがあります)

着工は今年の8月。現在は準備工事です。完成は2032年とさすがに時間がかかりますが、その巨躯が出来上がってくるのはとても楽しみです。

平面図を見ると高層棟と、ほぼ同じような面積の低層棟で構成されることがわかります。これだけの規模のタワマンなので共用部や低層の店舗も充実していることでしょう。

完成予想図です。楽しみな理由の一つがはこの外観です。上が細くなっていくこのデザインは国内でもあまり例を見ないと思います。海外の高級コンドミニアムのような雰囲気です。

右にうっすら白く見えているのが先に紹介した52階建ての方です。近接して52階と57階が並ぶことになります。ちなみに左に見切れているのも55階の巨大タワマンです。

最後はそのすぐ隣で工事中のなにわ筋線です。うめきた新駅からなんばを縦貫する新線です。これができれば関空アクセスや都心の利便性が大きく向上します。

2031年の完成を目指して工事中です。昨今の建設業界の厳しさを見ていると工事の遅れで開業が後ろ倒しになる可能性はありえます。ただし既に着工していることから今から中止になる確率はほぼないと思います。

以上で大阪編を終わります。中之島沿いは今最も開発ラッシュが進み、大阪の変貌を感じられるところかと思います。水辺と超高層という絵になる組み合わせもあって、街を歩いているだけでも楽しいです。

梅田はグラングリーンの開業で若干落ち着いていますが、今後マルビルの再開発が本格化し、阪急も近く動き出すと思います。その前準備として駅の停車位置をずらす工事が進められています。もちろんIRやなにわ筋線もあり、計画は目白押し。大阪の飛躍はさらに進んでいきそうです。

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