名城公園駅のリニューアルが遂に完成しました。交通局は駅のリニューアル計画を随時進めており、名城公園駅はその対象に選ばれ、長らく工事が進められていました。
またIGアリーナの玄関口にもなる場所のため、新たな通路も整備されました。今回はその様子をお伝えしていきます。

前回の様子はこちら。
こちらは駅の様子です。めちゃめちゃきれいになりました。実は以前より天井は低くなっていますが今の方が俄然いいですね。
そういえば名城線・名港線は9月にダイヤ改正を行います。朝時間帯の運転間隔が短くなります。ただし増発というわけではありません。
壁面の様子です。デザイン性が高く仕上がっています。白基調でまとまっていると同じ照度でも明るく感じますね。
続いて階段を上がった様子です。天井がゆらぎのある鏡になっていて水族館のようなおしゃれさがあります。
やはり多くの大学生やアリーナの利用客が押し寄せる玄関口がボロいかおしゃれかでは、受ける印象が大きく変わってきます。美しい装いになって本当に良かったと思います。
改札口付近の様子です。駅長室の配置など含めて大きく様変わりしました。照明は露出型ではなく埋め込みかダウンライトが用いられているため意匠的な完成度が高いです。
ギャラリーとベンチも設けられています。ここの設計は名古屋市交通局と名古屋造形大学、そして愛知学院大学の協業によって完成しました。近くに立地している大学の若い力で駅の空間デザインをつくっているというのは好事例と思います。
コンセプトは「Komorebi 名城公園の緑豊かな空間の延長」です。小さな子供を連れた家族にも使いやすいような明るい空間と機能性を兼ね備えた休憩スペースとなっています。木の下にいるような自然を感じ、曲線的な温かみのある名城公園の豊かな緑がにじみ出たような空間デザインです。
最後はIGアリーナの整備に合わせて新たにできた地下通路と出口の様子です。右は今までの出口で左はあたらにできた通路です。ここをまっすぐいくとIGアリーナに到着します。
名城公園駅は周辺が住宅街の比較的地味な駅でしたが、相次ぐ大学の進出とIGアリーナの完成でずいぶん様変わりしました。クオリティは十分と言えるでしょう。
そして次回はIGアリーナの内部の様子をお伝えしていきます。お楽しみに。