2026年アジア大会に向けて建て替えられる瑞穂スタジアムの建設が始まりました。その様子をお伝えします。
現在のスタジアムは1941年に完成したもので、それを改修したり座席を増設したりしてこれまで運用してきました。しかし流石に戦前の建物ということで老朽化が著しく、アジア大会の節目となる2026年に建て替えられることになりました。
新しいスタジアムは座席数3.5万の2層構造です。中央部にサッカーコート、その周りを陸上トラックが取り囲む、サッカー陸上兼用競技場となります。一昨々年3月には竹中工務店の案に決定したとのことで、パースも発表されています。

前回から4か月ぶりの取材です。
仮囲いが簡易なものに変わり、内部の様子が見えてきました。クレーンの姿はすべてなくなっています。完成が近づいてきていることを実感します。
外部には「Paloma Mizuho Stadium」の文字も見えてきました。
スタジアム北西側の通路も通れるようになっています。ここを歩くと完成が迫るスタジアムを間近で歩くことができます。
山崎川を行き来する橋は以前閉鎖されていましたが工事の進捗により通れるようになっています。建設中の8の字デッキにより北側の公園とは2階レベルでもアクセスできるようになります。
反対から見ます。8の字デッキがスタジアムの外周部に入り込んでいく姿は個人的に高速道路のジャンクションを彷彿とさせます。
少し離れて見た様子です。白い雲のような屋根、外装の木材と周辺の木々による森のような外観、大地のような段丘状のデッキが具現化されています。
護岸も整備され新たなスタジアムのそばで子供が川で遊ぶ姿がいいですね。桜の時期にはさらに絵になります。
最後はさらに北側から見た様子です。右側は施工者である竹中工務店の事務所となっています。撤収後は緑地(一部駐車場)になる見込みです。
アジア大会までは1年半を切っています。選手村問題は方向性が決まり、スタジアムも完成。大会に向けて準備が着々と進んでいます。このスタジアムが感動の舞台となることを期待したいです。