今回からジブリパーク編の続きです。昨年秋に行ってきて、前半分を3回に分けてお伝えしたと思います。3か月も空いてしまいましたがその続きです。
ジブリパークは愛・地球博の跡地できた自然共存型テーマパークで、全5エリアが存在します。1期は青春の丘、ジブリの大倉庫、どんどこ山の3エリア、2期はもののけの里、魔女の谷です。今回は魔女の谷エリアをお伝えします。
魔女の谷は公園のほぼ中央に位置する最も広いエリアです。アトラクション、レストラン、お土産店などいろいろそろいます。ジブリには魔女がたくさん出てきます。それらの施設が大集合しています。
エントランス付近です。これから魔女の谷に入る雰囲気が醸成されています。
右に見える建物はレストラン「空飛ぶオーブン」です。ジブリをモチーフにしたさまざまな料理が提供されます。ピーク時は1時間以上行列になることもある人気のレストランです。
内部です。椅子や照明の雰囲気もおしゃれですね。こういう中で食べる料理はより一層おいしく感じるものです。
外国人が多く来ていたのが印象的でした。やはりインバウンドにも人気なのでしょう。外には多くの人が並んでいます。
こちらはフライングマシンです。天空の城ラピュタをモチーフにした乗り物です。よく見ると中央の塔はラピュタを模していることがわかります。頂上にあるのは小さくなったタイガーモス号でしょうか。
こちらは魔女の宅急便に登場する「グーチョキパン屋」です。実際にパンが販売されており、見事に映画そのままという感じです。この裏庭からはキキとジジが寝泊まりする屋根裏の部屋にあがることもできます。
行列はこんなにもできています。映画の世界にそのまま没入できる施設とあって、人気ぶりがすさまじいです。
魔女のキキのカチューシャを付けている若い女性が多かったです。ディズニーに近い感じですね。
続いてはメリーゴーランド。装飾が豪華でこちらも世界観が作りこまれています。いろいろな乗り物や動物に乗ることができます。
アトラクションが稼働すると「人生のメリーゴーランド」が流れます。ハウルの動く城の名曲を聴きながらメリーゴーランドに乗るのは唯一無二の体験になるでしょう。
こちらはオキノ邸です。魔女の宅急便の冒頭に出てきます。作中との違いは壁が真っ白なことです。どうやら長い年月をかけて建物が緑に覆われるのを想定しているのだとか。
内部の作りこみは素晴らしいです。花や魔法の植物、謎の薬や調合器具などであふれています。要プレミアム券です。
そしてこちらが目玉となるハウルの動く城です。高さ20mのスケールで、このエリアのシンボル的存在です。左の煙突部分はときどき動いたり煙を吐いたりします。
これだけでも十分ですが、やはり真打は内部の作りこみです。映画に出てきた宝石であふれかえっている部屋なども再現されています。要プレミアム券です。
全景です。これを再現したのは本当にすごいと思いました。建築基準法上どうなるのでしょうね。この外観デザインで構造や設備も成立していると思うと感服です。
左下に見えているのカブです。奥にハウルの城が見えるので写真スポットになっています。
ホットドッグを売る「ホット・ティン・ルーフ」です。ここもたくさんの人が並んでいます。
奥にはハーフティンバー形式の建物が並んでいます。チープさもなく、テーマパークとしての世界観は十分です。
ここからは魔女の谷に付帯する施設を見ていきます。
こちらは魔女の谷の見える展望台に行くスロープカーです。以前どんどこ山で紹介したものと似たような感じです。ジブリパークのチケットは不要です。
ゴンドラがモリゾーの顔になっていますね。反対側はキッコロになっています。
丘からの景色です。魔女の谷が一望できます。こうしてみると結構広いことがわかります。奥にあるオキノ邸は左側写真の外、池や冒頭紹介した「空飛ぶオーブン」は右側写真の外になります。
宮崎駿が「なかなかチケットは全員がとりにくいなら、全体を見られる施設を作って、写真を撮るようなところを作ったらどうか」と意見したことでこの展望台ができたようです。
展望台にはこのように多くの人が詰めかけていました。なおスロープカーを紹介しましたが、ここまで歩いて上ることもできます。
中央に見えているオブジェは「夏の翼」という名前で宮崎吾朗がデザインしたものです。
その他「アーヤと魔女」に登場する建物や、ショップ「13人の魔女団」もあり、見ごたえがあります。魔女の谷限定の商品も多数販売されており、店内は大変賑わっていました。ちなみに13人というのはアーヤと母親を含めた魔女の人数と思われます。
いかがでしょうか。魔女の谷はジブリの大倉庫とならんでかなりボリュームのあるエリアとなります。世界観がしっかりしており、街を歩くだけでも楽しいです。内部の作りこみをみたりお土産購入に時間を使えば3時間くらいはあっという間に過ぎます。ぜひ参考にしてみてください。