ジブリパークを徹底レポート4 もののけの里編

今回からジブリパーク編の続きです。昨年秋に行ってきて、前半分を3回に分けてお伝えしたと思います。3か月も空いてしまいましたがその続きです。

ジブリパークは愛・地球博の跡地できた自然共存型テーマパークで、全5エリアが存在します。1期は青春の丘、ジブリの大倉庫、どんどこ山の3エリア、2期はもののけの里、魔女の谷です。今回はもののけの里をお伝えします。

もののけの里はその名の通りもののけ姫をモチーフとしたエリアです。範囲はそれほど広くなく、コンパクトに回ることができます。

こちらが入り口です。アトラクション系は少な目で、自然の雰囲気をそのまま残したようなエリアです。小屋や遊具などがいくつか配置されているような感じです。

左に見えているのは「あいちサトラボ」です。県民協働により里山づくりを行っています。万博の理念を継承し、里山の循環型農業を通して農の営みや先人の知恵を実体験する場所になっています。

特徴的なのはこのオブジェでしょうか。右に見えるのは「祟り神」です。作中冒頭にアシタカに呪いをかけた存在として出てきました。左に見えるのは「乙事主」です。森に生きる猪たちの代表で、推定500歳を超える貫禄と慧眼を持ちます。

この乙事主、裏から見てみると・・・

実は滑り台になっています。小さい子供限定ですが、ただのオブジェではなく、遊べる工夫がなされています。

乙事主の体に張り付けられているのはタイルや玉石です。作中の雰囲気をよく再現されていてクオリティが高いと思います。

最も大きな施設、タタラ場です。そもそも「たたら」とは古来利用されていた製鉄をするための方法のことです。もののけ姫では女人達が踏み鞴に力を込めていた描写があったかと思います。その建物が再現されています。

ただし中は製鉄所ではなく五平餅の炭火焼体験ができるコーナーとなっています。すりつぶした米にタレをかけて食べるのは絶品ですね。

休憩処です。もののけ姫にちなんだオリジナル商品が販売されています。愛・地球博のときに「サツキとメイの家」の隣に建てられた管理棟を移設したものです。

物見やぐらです。作中冒頭に出てきました。上ることはできませんが映画の雰囲気を楽しむことができます。

もののけの里は本当に素朴な感じで、自然そのままに最低限の施設を配置している雰囲気です。まあ自然破壊して建物をつくりまくったら映画の理念と合わないので当然といえば当然の構成です。炭火焼体験をしなければ1時間あれば十分見ることができるでしょう。