名駅南の長谷工用地 オフィスビル建設へ

ここ最近とんでもない暑さですね。連日40度に迫る暑さです。取材していると熱中症になりそうです。

名駅南で新しいオフィスビルの計画が浮上しました。ここ最近新規計画が相次いでいます。うれしい限りです。

場所は名駅南、NAGOYA the TOWERの南側のモデルルームがあったところです。

現地の様子ですが、モデルルームは撤去され、整地されて着工を待つ段階になっています。

建築計画の概要です。まず敷地面積は2600平米。かつて長谷工はこのあたりの土地約1.5万平米を購入していました。そのうちの一部と思われます。

ちなみにNAGOYA the TOWERで使ったのは5900平米。今回の2600を加える8500を消費したことになります。残りは単純計算で6500平米です。

階数は13階で60m弱、延床は16770平米とこの規模なら標準的です。最近だと大和ハウスがやっている高岳や名駅五丁目と同じくらいです。

用途は事務所、飲食店、自動車車庫となっています。1階に小規模な商業が入る感じでしょうか。駐車場も設けられます。

設計は東畑です。名古屋ではそれほど見かけません。施工者は未定ですが、普通に考えれば自社でやるでしょう。

着工予定時期は少し先で2025年4月となっています。早ければ2027年中くらいに完成すると思います。

下広井側にもこの看板があるので、こちら側の通りにも面する形になるかと思われます。自動車のアクセスという点で大通り2か所に面するというのは重要です。

それにしても今回の13階オフィスは予想外でした。この立地だとオフィスは少し厳しいと思っていましたし、長谷工がやるというのも想定外です。「マンションのことなら長谷工」というように、残りの土地も低層か高層化は置いておいて、当然マンションだと思っていました。

気になるのは残りの土地です。上に書いたように残りは6500平米あるのでNAGOYA the TOWERもう一棟建てられる余地は残っていることになります。1棟目の売れ行きがそれほどでもなかったため2棟目は保留にしているのだと思いますが、今後2棟目が建つことはあるのでしょうか。

こちらは南から見た様子です。名鉄バスは車庫を中川区に移転するため、ここも広い開発用地が生まれることになります。南側の舗装されていない部分は高速道路の高架が来る部分です。

さらに長谷工が仕入れた土地の西側に結婚式場がありますが、ここは年末で解体予定。長谷工の残りの土地と一体化すればより大きな面積が確保できます。

さらにさらに江川線の反対側のエディオンは名鉄が取得しています。こちらも開発の可能性があります。こうしてみるとこのあたりは開発余地がかなり大きいことがわかります。

突如明らかになったオフィスビル計画。これで60m級ビルは5か所同時進行になります。底固い需要があると考えていいと思います。

そして名駅南は高い開発ポテンシャルを秘めています。今後の動きにも注目です。

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