名鉄が岐阜駅周辺を再開発 イクトは解体へ

名鉄が岐阜駅周辺を再開発する予定であることがわかりました。少し前に話題になっていたネタで、遅くなってしまいましたが記事化します。

名鉄は中期経営計画で、岐阜駅エリアでの商業施設や住宅の複合的な開発を盛り込んでいました。段階的な再開発を検討しているようです。

こちらはスーパーや飲食店が入る「イクト」です。名鉄岐阜駅の西側に隣接している便利な店舗です。

関係者によると、2025年春ごろに解体することが決まっているようです。既にテナントには次の契約を更新しないと通知した模様です。

この計画は再開発の第一弾と位置付けられているようで、周辺の敷地を第二弾、第三弾として開発する計画もあるようです。

知っている人は知っているかもしれませんが、まだ路面電車が走っていた頃ここに大型商業ビルを建てる計画がありました。1階に路面電車を引き込み名鉄岐阜駅と隣接させターミナル化、上物は曲線のアトリウムで構成された風格あるビルとなる予定でした。

しかし新岐阜百貨店の経営不振でその計画はなくなり、今の2階建てイクトが建設されています。ちなみにイクトは「ECT」と書き、楽しむ(Enjoy)、つなぐ(Connect)、電車(Train)の頭文字だそうです。

もう少し昔話を。実はイクトの向かいには岐阜パルコやダイエーもありました。また柳ケ瀬にはなんと近鉄百貨店もありました。今では信じられないほど岐阜は賑わっており、名古屋から岐阜に買い物に行く人も多くいました。

高い建物こそ増えたものの、今は往年の姿はありません。だからといって郊外型施設が包囲している中で、市内中心部で大型商業をやっても太刀打ちはできないでしょう。となると駅チカに商業を少しとマンションをセットで開発するのが無難な手になる気がします。

詳細は明らかになっていませんが、複合ビルになると言及しているため、上記にような構成で商業を低層部、マンションを高層部にするのではないかと思います。規模は不明ですが5000平米くらいあるため、岐阜駅前の他タワマンと遜色ない規模になる可能性もありえます。ただし土地が三角形なのがネックです。

完成時期は未定。2025年解体開始なので2026年着工で規模にもよりますが2029年くらいに完成でしょうか。

今度建設されるビルは名鉄岐阜駅の玄関口としてこれから長く存在することになるかと思います。そのため十分な機能性とランドマーク性を兼ね備えたビルになってほしいと思います。

次回は柳ケ瀬を取り上げます。まもなく閉店する高島屋を取材してきましたのでご覧ください。

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