栄で進むノリタケ・鹿島・第一生命による3棟一体の建て替え計画。2年ほど前に計画が出て、しばらく音沙汰はありませんでしたが、昨年末あたりから解体が本格化しています。
先日、建築計画の概要が出ましたので詳細レポートしていきます。
前回から2か月半ぶりの取材です。
現在の状況です。建物全体がシートに覆われて解体工事が進んでいます。こういった土地をまとめての案件が名古屋は少ないですからこのような再開発は歓迎です。
そして跡地にできるのはこちら。19階・99.9mの高層オフィスビルです。延床面積は4万です。これは当初発表されていた規模とほぼ同じです。コロナ禍を経ても計画が維持されたのは良かったです。
ただ当初は20階と言われていましたので、おそらく100mを切るために1階減らして床面積で必要分を稼いだと考えられます。アセスメントは関係ないので消防法がらみでしょうね。
工事着手は来年6月となっています。解体が終わって新築に入るタイミングと思われます。このスケジュールだと鉄骨の伸びる時期や開業時期は栄広場とほぼかぶりそうです。
施工は鹿島です。まあ鹿島の中部支店のビルも入っているので当然でしょう。栄は大型再開発2件が竹中工務店なので、いろいろなプレイヤーが入ってくるといいと思います。
最後は北側から見た様子です。第一生命と鹿島のビルはシートに覆われましたがノリタケはまだ一部ビル外観が見えています。しかしそれも今のうち。まもなくノリタケのビルも解体準備が進み、半年ほどかけて姿を消していくと思われます。
CASBEEに掲載されているパースです。縦のラインを強調したデザインとなっています。コーナー部が曲線で処理されているのも特徴的です。2階までが商業施設でしょうか。
まだ粗いパースなので分かることが少ないです。着工のあたりで鹿島から正式な発表があると思います。そのときに詳細パースや別角度のものも出てくるでしょう。
中日ビルや栄広場に隠れがちですが、オフィス単体で100m級はなかなか大規模です。栄を盛り上げてくれる存在として期待したいと思います。