中日ビルは2016年に老朽化による建て替えが発表。2018年末には規模などが判明し、翌2019年3月に惜しまれつつも閉館しました。その後解体工事が行われ、2021年初めに新築工事に着手しました。
新しいビルは33階・158.877mで、旧ビルと同じくらいのボリュームの低層部、中層部にオフィス、高層部にホテルが入居します。2024年の開業予定です。
前回から1か月ぶりの取材です。
定点から。かなり建設が進んできました。オフィス下層部にはカーテンウォールも設置されてきました。黒基調に白い格子のフレームが取り付けられるデザインが見て取れます。
縦アングルです。20FLまで鉄骨建方が進んでいます。このボリュームで上に伸びるのはあと3フロア(オフィス2階+機械室1階)。そこからはセットバックして伸びていきます。
少し写真が古くてすみません。現在は写真では見えない南側のクレーンが大幅に伸び、28FLちょっとくらいの高さまで高くなっています。
かつての中日ビル外壁は濃い茶色でした。その渋い色ゆえに「渋ビル」と言われることもありました。新ビルの外壁はほぼ黒ですね。低層部は旧ビルの継承で茶色っぽくなるんでしょうかね。
最後は久屋大通パークから見た様子です。もう圧倒的な存在感ですね。数年後には右側に栄広場のビルも姿を現します。美しい水盤と超高層が栄の新たな景観になっていきます。
奥に見えているクレーンはTIADです。
中日ビルは現在進行中プロジェクトの中で最大の案件であり、大いに期待したいと思います。竣工は2023年夏、商業施設開業は2024年春の予定です。完成が本当に楽しみですね。