千種区役所建て替え詳細判明 2027年完成へ

11月末のあたりからいろいろな情報が出てきました。順番に行きたいと思います。

まずは千種区役所の建て替えの続報です。11月26日、名古屋市は千種区役所改築の概要を示しました。建て替え後は20階建ての規模となります。

千種区役所は池下駅至近の立地で、現在は12階建て複合ビルの低層部（地下3階～3階）に入っています。上はUR賃貸住宅となっています。

1970年頃の竣工で老朽化著しいため、数年前から建て替えが検討されてきました。規模の20階というのは分かっていましたが、今回はじめてパースが明らかになりました。

引用名古屋市 千種区役所等複合庁舎基本計画（PDFファイル）

こちらがその予想図です。低層部には区役所、保健センター、図書館、土木事務所が入居し、11階以上が今までのようにUR賃貸住宅となります。

災害対策では基礎免震構造を採用するほか、施設の機能維持に必要な電気・給水関係の設備を上階に設置し、集中豪雨などによる浸水被害を抑えます。住宅部は南側にセットバックし、人通りの多い広小路通り側への圧迫感を低減します。

断面イメージです。区民の交流の場として1階に3層吹き抜けのアトリウム、4階に講堂や多目的室が設けられます。地下鉄からのアクセスを考慮し、3階部分は既存の歩行者デッキと接続します。

新庁舎の高さはわかりませんが、低層部が階高が大きそうなので80mくらいと予想します。

なお建て替え中は東山公園付近の仮設庁舎に移転するとのことです。現庁舎は今後23年から解体、25年に着工、27年に完成というスケジュールを見込んでいます。

新ビルは現代的で開放感のある建物になりそうなので楽しみですね。