12月に入りました。年末が迫ってきましたね。ここのところ再開発情報がいくつか出てきています。例年のようにこのまま情報ラッシュとなるでしょうか。
今日は丸の内周辺の状況です。追いかけている4物件の様子をお伝えします。このうち2物件は今回が最終です。
前回から4か月ぶりの取材です。
まずはいつも通りタマディック本社ビルです。11月末に竣工しました。有名建築家、坂茂の設計した木造と鉄骨のハイブリッドオフィスビルです。
1階はエントランス、ショールーム、ものづくりラボが設置され、2階~7階に執務室や会議室などの機能が入ります。8階はテラスと一体で使える多目的ホールで、サウナもあります。
木のフレームのガラスから成るファサードが美しいです。最近木造は見直されてきており、高層ビルへの応用も進んできています。
まだ中はがらんどうです。年明け運用開始予定です。
次は大和ハウスが建設した12階建てオフィスビルです。ガラス張りのランダムなデザインが特徴。日銀交差点の北西側は少し寂しかったので、いいアクセントとなるビルができたと思います。
エントランス付近です。なんとなくマンションっぽい感じもします。名称は丸の内ONEビルディングに決定しています。
左を見るとまだビニールが貼ってありますが、運用開始は近そうです。
以上の2件は今回が最終レポートです。次はより大型の2件です。
野村不動産が建設する25階・83.1mのタワーマンションです。かなりいびつな敷地で、南北方向が細いマンションとなります。
矢作建設工業で基礎工事が始まっています。狭い敷地で重機の取り回しも大変そうですね。
敷地反対側から見た様子です。奥にアルペンが見えるのでなんとなく位置関係が分かるでしょうか。このあたりも最近マンション建設が盛んになってきました。
最後は丸の内を引っ張るプロジェクトであるフコク生命建て替えです。旧ビルと隣接する駐車場を一体で開発し、16階・83.31m、延床4.7万の大型ビルを建設します。
中の様子がよく見えます。この段階は山留工事と杭工事を行うところです。山留は地下を掘り下げるときに土が崩れてこないよう周辺に壁を構築する工事です。杭は地盤から建物を支えるための円柱状の構造物です。
こちらは2024年1月完成予定です。地上の鉄骨がぐんぐん伸びるのは再来年でしょう。
後半の2物件は独立記事として次から追っていきます。
コメント
フコク生命名古屋ビルの建て替えは、地下なしという、この規模では珍しい構造なので、どんな工事になるのか楽しみ。
桜通を挟んで通りの裏側に、(仮称)グランドメゾン錦一丁目の解体現場があり、こちらもおそらく100mには届かないくらいの建築物になるのではなかろうか。