7月21日、ミュープラット神宮前が開業しました。生活に便利な21店舗が集結。今回はその様子を詳細にレポートします。
ミュープラットは名鉄が沿線価値向上のために開発している駅ナカ商業施設のシリーズで、今回のが金山、江南、常滑、大曽根、一宮に次ぐ6店舗目となります。
場所は名鉄神宮前駅(右)直結。駅の東側です。
商業施設は1階~4階までです。この奥に駐車場棟、住居棟があります。
個人的には雰囲気や内容などかなりイイ商業施設だと感じました。中身を見ていきましょう。
1階はパレマルシェです。もともと西口の駅ビルに入居していたものがこちらに移転という形になりました。照明の具合や天井の高さなどから、ワンランク上のスーパーという雰囲気を感じました。
2階に上がります。開放的な吹き抜けがいいですね。
これまでのミュープラットではこの規模の吹き抜け、開放感はありませんでした。駅内の狭めのスペースを有効活用したものや平屋、2階建てくらいのものが多かったためです。しかし今回は一から4階建てのビルを建設しているので、空間構成の自由度が高くなっています。
吹き抜けの一部はイベントスペースとしても使えるようになっています。またその周囲には雑貨、物販系の店が並びます。神宮前駅との連絡通路もあります。
3階に上がります。こちらはレストラン系が中心。開業間もないため多くの人でにぎわっていました。
ミューズキッチンと名付けられている小規模なフードコートもあります。間接照明が多用されて明るさが抑えられており、フードコートながらレストラン店舗内のような雰囲気です。
4階はクリニックなどが中心。こちらは半分くらいの店舗が未オープンでした。2022年にかけて順次開業するようです。
小さなテラス席もありました。今はちょっと暑いですが陽気のいい季節になれば外でリフレッシュもいいかもしれません。
駐車場棟、住居棟です。右奥でミュープラットの2階に接続しています。
住居は12階建てです。名鉄は賃貸マンションシリーズ「meLiV」にも力を入れています。商業、住居、宿泊(最近ホテルミュースタイル犬山が開業)など多方面から沿線開発を進めています。
ということで周辺の方はもちろん、名鉄利用者ならついつい足を延ばして行きたくなる素敵な商業施設ができたと思います。
神宮前駅の連絡通路内にも店舗がオープン。コンコースは未リニューアルなので新装部分との差が目立っていますが、もしかしたら西口ビルの再開発時に綺麗になるのかもしれませんね。
ミュープラットに接続する通路です。改札を出てダイレクトにアクセスできるようになっており、ここをまっすぐ行くとさっきの吹き抜け空間に出ます。
一方、多くの店舗が退出して役割を終えた駅西側のビルは解体予定で、跡地には「おとなの行きたくなる街」をコンセプトに再開発します。
周辺では熱田神宮駅前地区まちづくり協議会の再開発もあるので、連携を取りつつ、熱田神宮周辺が魅力的になるようなものができるといいですね。
建物内は完全にもぬけの殻と言った状況です。来月にも解体に着手します。ただし隣接するJR東海道線の線路の安全性への配慮が必要なほか、駅の西側にある熱田神宮などへの動線を常に確保する工事もあり、解体には2年を要するそうです。
変わりつつある神宮前。素敵なミュープラット開業はそれを印象付ける出来事になりそうです。今後の変化が楽しみです。
コメント
明治神宮の表参道や原宿のような雰囲気になるといいですね。
流石にそれは難しいと思います。
表参道や原宿は栄のような要素も持ち合わせていますから。
会社に近く、スタバもスーパーも食事も使う機会があったのでリニューアル(しかも東口への移転)は大変ありがたい。アクセスも想像以上に楽で言う事なしです。コンコースの本屋も使い勝手良さそうで宿直の名鉄社員もきっと喜んでいることでしょう。
西口はインバウンドも睨んだ高級路線でしょうか。熱田神宮というポテンシャルを最大化するためにもホテルなども含めた複合施設になると面白いですね。