3月上旬、名古屋市は建て替え予定の瑞穂競技場について、竹中工務店などのグループ案に決定したと発表しました。9日には市から決定に関する文書が公表されました。
瑞穂の建て替えはアジア大会の成功を占う重要な開発です。また多くのサッカーファンの方も関心を寄せている話題かと思います。
瑞穂が完成したのは1999年。以来陸上競技場として利用されてきましたが、老朽化が深刻になっていました。また名古屋グランパスが本拠地を置いていますが、設備が部分的にJ1の基準を満たしていないなど、問題山積の状況です。
そこで市は2026年のアジア大会に向けて建て替えを決定。今回案が決定したというわけです。
引用名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備等事業における落札者の決定について(PDFファイル、以下の資料も同様)
こちらがその外観パースです。木の柱と曲線的な白い屋根が特徴的なプランです。見た目はなかなかいいのではないでしょうか。
落札額は496億円(税別)だそうです。以前630億とかいう数字が出ていましたがそれに比べると少し安くなっています。
内観パースです。陸上トラックとサッカーなどの兼用スタジアムとなっています。
スタンドは2層式です。座席は3万席、仮設を合わせれば3万5千席が確保できます。
これ、どうなんでしょうね。おそらくサッカー興行という点では物足りない形だと思います。理想的にはトラックのないグランパス専用スタジアムですが、今回の案件は陸上競技場の建て替えなので、トラックをなくすのは厳しいのだと思います。
しかし専用スタジアム整備の流れは全国で加速しているようです。やはり市内のアクセスが良い場所にグランパスのスタジアムができるというのがサッカーファン全体の意見でしょう。難しい問題ですね。
ちなみにパースだとスタンドからピッチがだいぶ遠く見えますが、パースが広角になっているため余計そう見えるのだと思います。ただ、傾斜は緩そうですね。以前35度という情報が出ていましたがそんなにあるようには見えません・・・
瑞穂公園全体を見た様子です。スタジアムの手前には段状の地盤も見えます。こちらは市民に開放される予定です。
今年7月には設計着手。そのあと解体工事に入り2025年度に完成予定です。
なお今回のコンペには大林組、鹿島、三菱UFJリースも参加していたようです。それぞれどんな案か気になりますがパースなどは明かされていません。ただし詳細は後日公表されるそうです。
いずれにしても新しいスタジアムがアジア大会にふさわしい会場に、そして市民が誇れる建物になるといいですね。
グランパス専用スタジアム問題も、多くの方が納得できる形になってほしいと思います。
コメント
見る限りサッカー兼用じゃないですね
陸上トラックはそのまで可動席ではないから
サッカー観戦にはピッチから遠すぎます