12月11日、市は金城ふ頭に整備するコンベンション施設について、落札者が竹中工務店などに決まったと発表しました。
新施設は会議室を有する鉄骨造4階建てで、北側には民間業者による12階建てのホテルも建設予定です。それぞれ2022年の10月、3月に開業します。
少し遅くなってしまいましたが、今回はその詳細をお伝えします。
引用名古屋国際展示場コンベンション施設整備事業における落札者の決定について(PDFファイル、以下の資料も同様)
金城ふ頭を俯瞰した様子です。左は従来の展示場群、右は新第1展示場で、コンベンション施設はその中央に位置します。
落札額は建物が36億円、ペデストリアンデッキが8億円などとなっています。
ホテルについては不明。メーカーズピア2期の場所を活用するのでしょうか?
特徴的な形状の建物です。延床面積はおよそ1万平米。4階は4分割できる約300平米の中会議室、3階は4分割できる約1000平米の大会議室、2階はレストラン、1階は多目的スペースやバス昇降場になるとのことです。
つながるテラスの部分です。よく見るとやや右下に名古屋のゆるキャラがいますね・・・
建物内の様子です。敷地の形状に合わせて三角形の吹き抜けが配置されるようです。
新第1展示場の詳細についてはちょうど去年の今頃発表されています。最近取材に行っていないのですがそろそろ着工している頃と思われます。(年明けにはレポートしようと思います)
新施設の完成は楽しみですが、やはり使い勝手はあまりよくないでしょうね。第2第3から新第1は屋外を100m以上歩くことになります。新たに完成したスカイエキスポは展示館同士が連結していて完全に屋内で完結するためなおさら差が目立ちます。
そしてそれ以上に二重行政の悪弊ですね・・・ただ整備することは決定のため、施設の価値を最大化するために、スカイエキスポとうまく棲み分け(場合によっては連携?)をして欲しいと思います。
コメント
企業のアンケートと通り圧倒的にセントレアよりポートメッセの方が便利で使い勝手が良いと思ったけど、なかなかセントレアの方も出来てみたら悪くはなさそう
評価最悪の大村愛知県知事もたまには良い事をする。
後はIRを誘致出来たら評価最悪の大村知事の評価も上げなきゃな。
展示場はまだまだ足りなくて2つ出来てもまだ足りないらしいから結果良しですね。
市の構想や報道で触れられているのを見た感じでは
12階建てホテルは、このコンベンション施設のすぐ北に、新第一展示館と第二第三展示館地区を結ぶデッキを挟む形で東西横長に建て、ピアの拡張用地は喰わないようです
この辺りを含む金城ふ頭の殆どは絶対高31m地区とされているようですが、12階建では高さがぎりぎり制限に収まらなさそうです
高度制限を臨機応変に緩和出来るようなら、今後の開発も自由度が期待できますね
例えば第二第三展示館の建て替え時、展示面積確保のためにとことん多層化するとか
複数展示館を使用するイベントの際は、確かに移動が不便ですねー
新第一がコンサートやスポーツイベントに向いた作りになるように、各展示館に単独利用時の特色ある役割を持たせれば、一つの建物に全て詰まっていないからこそ便利だったり、”映える”面も出てくるんじゃないかとは期待しますが。
宿泊者なら、中間に出来るホテルから最短で両展示館にアクセスできるのも、一応強みですし
デッキは屋根があるだけだから、水平エスカレータの設置はないかな