名二環(名古屋西JCT~富田IC)の建設状況 2019.9

名古屋第二環状自動車道は名古屋の郊外を環状に結ぶ高速道路です。北半分は東名阪自動車道として長らく併用されていましたが、2011年3月に高針JCT~名古屋南JCTが開通。残る名古屋西JCT~飛島JCTまでの区間は2020年の開通を目指して事業中です。

引用NEXCO中日本 高速道路の建設状況

並行する国道302号は大型車の割合が多く、しばしば渋滞も発生しています。この区間が高速道路として完成すれば、渋滞の大幅減が期待できると同時に、長らく進めてきた名古屋郊外の環状道路の整備が完了することになり、意義は大きいといえます。

今回お伝えするのは富田ICから名古屋西JCT付近までの区間です。包里交差点から北に向かって歩いていたので、順番に写真を載せていきます。

名二環(名古屋西JCT~富田IC)の建設状況 2019.5

前回の取材から4か月半ぶりです。

包里交差点の少し北の付近です。国道1号線を越えるため高架がかなり高い位置にあります。鉄骨の物量感と相まって迫力があります。

もう少し北です。国道1号線と接続する富田ICのランプが見えてきます。名二環はハーフインターが多いですが現在建設中のは全てフルインターです。

外回り(北行き)だけ桁工事が進められています。このあたりまで来ると高架の高さが低くなってきます。

しかし近鉄を跨ぐため高架は再び高くなります。跨線部分だけは上下線ともに桁がほぼ完成状態で架かっています。

もう少し北へ行くと高架は外回り(北行き)だけになりますが、内回り(南行き)にも支えとなる鉄骨が多数配置されているため、近々桁が架けられると思われます。

さらに北では上下線ともに桁工事が進んでいます。カーブを描いているのが中々カッコいいですね。

関西本線を跨ぐあたりです。工事の進捗に伴って車線が右側に移動しています。鉄骨かなりゴツゴツです。

さらに北へ行ったところでも高架工事は進んでいます。以前は見通せた富田工場も桁によって隠れています。

もう少し北へ行くと次のランプの工事が見えてきます。ここは本線の桁よりランプの桁が先行して架橋されています。ちなみにインター名は仮称で「名古屋西JCT南IC」という複雑な名称です。

名古屋西JCTが見えてきました。今が一番工事真っ盛りなのか高架下部のごちゃごちゃ感がすごいですね。

全く関係ないのですがこの鉄骨を見ると何となく大林組(=オレンジ色マストのタワークレーン)を想像してしまいます。

最後は名古屋西JCT内の様子です。右が新たに架かったランプ、密度がさらに増してきました。名古屋西JCTはこの地方でも有数の複雑なJCTになります。

名二環は飛島JCTまで通して高架に着手していない箇所はほぼありません。完成は2020年度の予定なので猶予はちょうどあと1年半となります。2021年3月あたりにぎりぎり開通と言ったところでしょうか。今後もがんばって建設を進めてほしいですね。

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