神宮前周辺 再開発で大きく化ける？

ようやく梅雨の終わりが見えてきました。向こう一週間の天気で週の後半からは晴れマークが並んでいます。気温は高くなりますが青空が待ち遠しいですね。

ただひとつ問題があって今ネタが全然ありません。早く新規情報が欲しいものです。また、多忙なのもあって更新頻度が落ちる可能性があります。ご了承ください。

今回は初めて神宮前周辺を特集します。情報提供・共有欄1の最後のあたりでは神宮前の再開発について情報が出ていました。私もあまりあの辺をゆっくり歩いたことがないので、一度取材してみることにしました。

名鉄の神宮前駅は、今でこそターミナル機能を金山駅に譲ったものの、重要な拠点駅です。

写真は駅ビルのパレマルシェ神宮。建物内には食品、衣料などの店舗が揃います。1983年の竣工です。

名鉄は駅ビルを含む南側のエリアを「おとなの住みたい/行きたいまち」として開発するようで、期待が高まります。

西口は駅ビルや熱田神宮があり、またバスターミナルもあるのでそれなり人通りがあります。しかし東口は拠点となる施設が何もなく、閑散としています。

そこで名鉄は東口にも12階建て複合ビルを建設。低層部には名鉄の駅ナカブランド「ミュープラット」が入居します。

写真は現在の様子です。まだ着工のアナウンスがあったばかりなので、これから重機などが投入されるでしょう。

西口に戻ります。さきほど人通りがあるとは書きましたが、それは駅ビル周辺のエリアに限定されます。少し北にある商店街は見事なシャッター通りとなっていて、賑わいはほとんどありません。

商店街と線路に挟まれた街区は非常にディープな雰囲気となっています。歩く人はさらに少なく、荒廃気味と言っていいでしょう。

このエリアは「熱田神宮駅前地区まちづくり協議会」が再開発を目指しています。まだ案は固まっていませんが、構想では大通り沿いのシャッターが並ぶ建物群を取り壊し、複合ビルを建設するとのこと。また観光客のために大型観光バス駐車場の整備も目指しているようです。

このディープなエリアは大方撤去されますが、一部は残すようです。令和の時代にも昭和を感じられるような雰囲気の街が少しくらいはあってもいいかもしれませんね。

動画があるのでリンクを張っておきます。私はこの動画はコメントで知りました。情報提供してくださった方、本当にありがとうございました。→熱田神宮駅前地区まちづくり構想中間案

さらに北側には広大な未利用地があります。所有は市の土地開発公社で、1992年に取得して以来、このような状態が続いているようです。面積にして7300平米もあり、非常にもったいない状況です。

ここがどんな開発になるのか、というか開発されるのかすら不明ですが、名鉄や協議会が開発を進めている今、この波に乗らないという選択肢はないでしょう。

最後は名古屋市に本社を置く、美容や健康商品などのブランドを開発している企業、MTGの新本社建設予定地です。

この土地は中日ハウジングセンターやその駐車場として利用されていました。そのハウジングセンターは7月に少し北に移転。これから動きが出てくるかもしれません。

MTGが取得した土地は何と16000平米にも上ります。ここは高さ制限からは外れていますが、そんなに広いとわざわざ上に伸ばす必要もないので、横長のビルになるかもしれませんね。

ただ、最近MTGは連結子会社の不適切会計が問題になっており、今後どうなるか分かりません。新本社建設に影を落とさなければいいですが・・・

すぐ近くには大きな公園があります。ミッドキャピタルが圧倒的な存在感です。

熱田はそのミッドキャピタル以来大きな動きはありませんでした。しかし今、神宮前の再開発計画が動き出し、名鉄も沿線の魅力向上のための開発を推進、さらにMTGの新本社建設などさまざまな動きが出てきています。

現在賑わいという面では少し寂しいですが、開発が進めば熱田神宮を含めたこのエリアは大きく化ける可能性があります。今後の動きに期待ですね。