名古屋第二環状自動車道は名古屋の郊外を環状に結ぶ高速道路です。北半分は東名阪自動車道として長らく併用されていましたが、2011年3月に高針JCT~名古屋南JCTが開通。残る名古屋西JCT~飛島JCTまでの区間は2020年の開通を目指して事業中です。
並行する国道302号は大型車の割合が多く、しばしば渋滞も発生しています。この区間が高速道路として完成すれば、渋滞の大幅減が期待できると同時に、長らく進めてきた名古屋郊外の環状道路の整備が完了することになり、意義は大きいといえます。
今回お伝えするのは南陽ICから富田IC名古屋西JCT付近までの区間です。両茶橋東交差点から北に向かって歩いていたので、順番に写真を載せていきます。
南陽IC(仮称)ができる予定の両茶橋東交差点の様子です。門型の橋脚が完成しています。
右側に見えるのは東京インテリア家具。イオンモール名古屋茶屋の出店以降、周辺道路にはロードサイド型の店舗の進出が相次いでいます。
少し北に行きます。南陽ICはフルインターなので上下線にランプができます。名二環は北半分はハーフインターが多くその間隔も短めですが、今回の区間はフルインターが中心です。
さらに北へ行きます。奥の歩道橋に登ってみましょう。
先ほどの写真の歩道橋から北側を見ます。いつも気になるのですがコンクリート製の橋脚と鋼橋脚ってどういう使い分けなのでしょうね?
さらに北へ行きます。ここは手前のみ鋼橋脚、奥のは全てコンクリート製に見えます。
南陽のイオンの屋上駐車場に上ってみました。国道302号線に沿ってずらりと橋脚が並んでいます。はるか向こうには名古屋駅の超高層ビル群も見えています。
イオンの北東の交差点から北を見ます。橋脚の上に鉄筋が見えています。そろそろ桁工事が始まりそうです。
そしてもう少し北へ行くと・・・左奥に見えるのは・・・
桁です!ついに桁工事が始まっていました!
近づいてみます。いよいよ桁工事が始まるのが実感できます。国道1号線より北側で遅れを取り戻すように工事が活発に行われているのに比べ、こちらの区間では動きが乏しかったのですが、ようやく本格的に動き出しました。
さらに北へ。このあたりになると富田IC(仮称)が近づいてくるので、ランプ用の小さな橋脚が見えてきます。
富田ICができる国道1号線までやってきました。歩道橋から今まで歩いてきた区間を振り返ってみます。
この区間は、橋脚は全て完成していたものの、桁工事がなかなか始まらず、個人的にやきもきしていました。しかし今回ようやくその段階に入り、今後は工事が加速度的に進んでいくかもしれません。名古屋圏の重要な環状道路として、1日も早い全線開通を期待したいです。