2月12日、名古屋市は久屋大通公園の再整備について、三井不動産を代表とする企業グループを事業者に選定したと発表しました。
久屋大通公園は都心の貴重な緑地空間ですが、完成から長い間手入れがされていません。樹木が生い茂り薄暗い空間になっているところもありますし、人工河川がある関係でところどころ歩きにくいです。また近年では、名駅の猛追によって栄エリア全体の魅力低下が危惧されるようになってきました。
そこで市は、都心の希少な緑を有効活用して栄を盛り上げていくために、久屋大通公園の再整備に乗り出しました。今回の事業では全国初の大規模Park-PFIを導入し、民間活力を利用した魅力的な空間づくりを目指します。
事業者に選定された三井不動産グループの案は、計1万平米の五つの広場とテラスを設け、低層の飲食店を整備。テレビ塔をシンボルとして生かし、公園の中央には塔が映りこむような水面を配置、冬はスケートリンクとして使えるようにするとのことです。
ちなみにもう1つの企業グループ三菱地所は、芝生広場に加えて市民の交流拠点やランニング後などに活用できる銭湯を提案。こちらも面白そうですが、今回は採用されませんでした。
今回整備されるのは「北エリア」と「テレビ塔エリア」です。2019年1月には着工、その後「北エリア」は2020年4月、「テレビ塔エリア」は同7月に供用開始予定です。「南エリア」はバスターミナルを移転させる必要があるので、今回の整備の対象ではありません。
大阪では「てんしば」など都心の真ん中で寛げる芝生広場があります。あべのハルカスを見ながら寝転べる広い芝生は、市民や観光客に大人気で入場者数も上々だそうです。
寛いだり寝転んだりする空間は名駅にはありません。栄はゆとりと緑を生かした「てんしば」のような寛ぎ空間で名駅と差別化を図っていくことになりそうです。
ついに栄エリアも動き出しました。近いうちに中日ビル再開発も発表されることでしょう。名古屋随一の繁華街の復権は、名古屋全体の魅力向上にもつながると思います。完成が待ち遠しいですね。
コメント
公園再整備で新たに公園内に芝エリアが増え、店舗展開可能となり楽しみですね。例えば、神戸でスターバックスが「KOBE HARBOR COFFEE CRUISE」という新しいコンセプトで、ソファやベンチシート、テラス席を多く配置し「寛ぎ」と、ガラス張りの内装で「開放感」を演出。2階の窓に面したカウンターからは神戸のパノラマを贅沢に見渡すこともできるスターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店やニューヨーク発のハンバーガーレストラン「シェイク シャック(Shake Shack)」「ブルーボトルコーヒー」10分間に2,000本売れたクリオロの幻のチーズケーキ「レア・ベイクド・フロマージュ」フレンチトースト専門店「アイボリッシュ」等、名古屋にはまだ未出店や新コンセプトのメジャー店が山のようにあります。三井が何処まで誘致できるか期待したいところです。
ニューヨークにて誕生したロブスターロール専門店 ルークス ロブスターや「俺のフレンチ」で知られる“俺のシリーズ”の新業態、俺の Bakery&Cafe、チーズタルト専門店「ベイク」の新業態 プレスバターサンド、フローズンフルーツバー専門店パレタス(PALETAS)と生クリーム専門店 ミルク(milk)等がテナントとして出店すると面白いですね。芝生もあるしテイクアウトできるテナントは実用性も話題性もありいいのでは?
最近完成に近づいてきましたが…
なんだか最初のイメージ図とかけ離れたようなものができてきているような…
現地は入れないので裏側しか見れませんが、かなりポップな感じの建物が多いように感じます
久屋大通公園周辺はオフィスが多いので、元イメージのようなシックで大人向けの外観のほうが良かったような気がします
恐らく基本的なデザインは変わっていないかと思いますが
特定のポイントに濃いピンク、黄緑、黄色など彩色のラインが加わったようですね
いや伏見や丸の内はオフィス街のイメージだが栄は
繁華街のイメージでないと困る。
もともと栄は東京や難波などの繁華街と比べ看板やネオンが少なく
繁華街ぽくない感じがする。
それが栄の良さかもしれないけど猥雑さが足りないから
面白みに欠ける気もする。
あんまりポップなのはダサいから、もっとシンプルかおしゃれな建物にして欲しい。