港区役所の西側にはかつて東邦ガスの大きな工場がありました。この工場は1998年に閉鎖し、その広大な跡地はショッピングや住宅、スポーツ施設などで構成される、ひとつの街のようなエリアに生まれ変わる予定です。
ゾーニング図です。賑わいを生む商業ゾーンや緑あふれる住宅ゾーンなど、特色ある4つのゾーンに分けて開発が行われます。街全体の名称は「みなとアクルス」に決定しています。
地区の中央にはエネルギーセンターが完成していて、ここから各ゾーンの施設に電力や熱が供給されます。みなとアクルスは総合エネルギー事業のモデル地区に採択されており、名古屋初となる本格的なスマートタウンとなります。
同じく引用した商業ゾーンの完成予想図です。大型SCのららぽーとが名古屋初進出します。
右下に水辺が見えます。ここは港北運河と呼ばれる運河で、中川運河とつながっています。ささしまライブや名古屋港、金城ふ頭を結ぶ船がここに立ち寄ります。
東側から見た様子です。建物が出来上がって実感がつかめるようになってきました。来年秋の開業に向けて工事が進んでいます。
先日のプライムツリー赤池(7&i)もそうですが、この地方はイオンモールばかりのため、違った資本による施設は歓迎です。
先ほど触れた水辺のエリア。左に見えるのが船の乗り場です。左端の橋の奥が中川運河です。今は何もないので人がいませんが、ららぽーと開業時には大いににぎわうことを期待したいですね。
そのほかのゾーンはまだまだ工事が進んでいません。住宅ゾーンは2021年の完成予定です。ちなみにこのあたりは高度制限地区のため高層マンションにはなりません。
複合ゾーンにはキッザニアが進出(1年ほど前に中日新聞や日経新聞に載るもその後詳細情報なし)する噂もあります。現在キッザニアがあるのは豊洲と甲子園のみですが、名古屋は国内屈指の産業の集積地であり、職業体験施設が進出するその意義は大きいものと言えます。いずれのキッザニアもららぽーとに併設されているので可能性は高いかもしれませんね。今後に期待したいと思います。