熱田外苑プロジェクト始動!MTG新本社ビル

美容品メーカーのMTGは、熱田に建設する新本社ビルの概要を発表しました。新ビルは隈研吾の設計で木材を多用しており、熱田神宮と連続性のある建物となります。業務機能だけでなく、地域に開かれた広場や飲食店舗も入ります。

同時に、MTGは熱田神宮周辺を活気に満ちたにぎわいあふれるエリアとする「熱田外苑プロジェクト」を始動することを表明。名鉄などと協創し、熱田神宮の魅力を盛り上げていきます。

工事の状況はこちらから。

熱田のMTG新ビルと劇団四季劇場 建設始まる

これまで建築計画の概要はわかっていましたが、パースが公開されたのは初めてです。正直、予想以上の内容でした。そのパースとともに全貌を見ていきましょう。

敷地全体を見た様子です。建物は曲線を描いた旅館のような趣です。そして中央には大きな芝生広場があります。従業員の満足度向上はもちろん、市民にも開放されてにぎわいのきっかけづくりになります。

以前建築計画の概要が出たときは、敷地の割に建築面積が小さかったので、巨大な駐車場ができると予想としていましたが、いい意味で裏切られました。残りの面積がこんな素敵な使われ方をするとは予想外でした。

MTGの事業ビジョンはVITAL LIFE「健康で美しく生き生きとした人生」です。これを体現する施設として、地域の人々に親しまれ、たくさんの緑とゆとりで健康で生き生きできる人生につなげていきます。

施設構成は1階はReFaカフェ、ReFaミュージアム、オフィスエリア、エントランスホールなど。2階以上はオフィスエリアです。そしてそれ以外の屋外エリアに広場、椿パン工房、伝統工芸工房、駐車スペースなどが整備されます。

特に建物中央の芝生広場はとてもいいですね。ここでピクニックもできます。最近はやりの大きな文字のフォトスポットもあってもはや公園に近いです。

設計は隈研吾で美しいデザインとなっています。あとは木材が腐らなければ問題ないでしょう。施工は前田建設工業です。隈研吾とのタッグはIGアリーナでも実現しています。

こちらは椿パン工房でしょうか。ガラスの中がベーカリーっぽく見えます。左側の景色を見ると敷地南側の道路付近っぽいですね。

南側には劇団四季の新劇場もできます。MTGの芝生広場は劇団四季の観客のたまり場として機能しそうです。ついでにここでパンを買ってもいいですね。

こちらは伝統工芸の建物でしょうか。熱田神宮の雰囲気にもあっている気がします。まさに外苑に相応しい建物です。

施設の全体完成は2027年1月の予定です。今は基礎工事の終盤です。秋には躯体が登場してくるでしょう。

とにかく予想以上の建物になりそうなMTG新本社ビル。自社ビルの敷地中央に広場を設けて価値向上を目指す取り組みには敬意を表したいと思います。

またこれをきっかけに熱田神宮周辺の再開発の進展にも期待したいと思います。商店街や区役所南の土地を中心にまだまだ変わりそうなところはたくさんあります。今後に期待です。

シェアする

フォローする