3月16日、名鉄三河線の三河知立駅が移転開業しました。同駅はもともと知立駅にほど近い位置に立地していましたが、高架化に伴って駅移転という形になりました。
この記事では移転駅とその周辺の様子をお伝えしていきます。知立駅の高架化そのものは別記事で載せていきます。
同日はダイヤ改正も行われ、加木屋中ノ池駅とともに名鉄にとって新たな出発となりました。
こちらが移転後の三河知立駅です。新しい駅らしく真新しいアスファルトや白の枕木バラストが目立ちます。ホームは2面2線で4両対応です。
ホームはそれほど利用客が多いわけではないのでそこそこの広さです。本数は基本15分ヘッドとなっています。
線路の両側を結ぶ自由通路などはありません。反対側に回る時は踏切を渡る必要があります。構内踏切ではなく改札を出る形になります。
駅舎外観です。小駅のため簡素なつくりとなっています。新しい駅らしくスロープが整備されてバリアフリー対応です。
駅北口のロータリーです。小さな最低限の機能といった感じです。北側の学校には新駅開業を歓迎する垂れ幕が出ています。
このあたりはもともと住宅地でしたが駅の移転を見越してか新しい住宅が増えつつあります。
駅南側の様子です。地味に駐輪場があるだけで、なにもありません。もともと企業の駐車場用地を削ってできたので、その脇に駅への通路が一応整備された、くらいの状況です。
この左側は新しくできた郊外型の巨大自動車ショップです。数年前は更地でした。
駅方面を見た様子です。案内もないのでこの先に駅があるとわかりません。移転駅は右のFUJIの駐車場用地と左のガリバーの間の細い通路を3分くらい歩くと見えてきます。
さっき書いたように左は数年前は更地だったので、駅移転を見越してもう少しわかりやすい動線と住宅街の整備などをすればよかったのにと思います。
次は少し知立駅側に歩いていきます。ちょうど電車が止まっているあたりが移転駅です。まっすぐ見えているのがこれまで使っていた線路。右が新しい線路です。
知立駅から移転駅までの区間は複線化されることが決まっています。線路をまたぐ2本の道路の高架も複線幅を確保した橋脚になっているのが見て取れます。
移転前の三河知立駅です。かなり老朽化した駅ですが半月前まで現役の駅でした。このあたりはまだ高架区間になると思います。左側に向かってだんだん降りていきます。
こちらは対称的にこれまでありがとうの幕が出ています。このあたりの人は少し不便になりますが、知立駅がそもそも近いため、それほど影響はないかと思います。
旧駅はバリケードが設置されて入れなくなっています。一部の施設は既に解体されつつあります。
移転することで利用客はどれくらい増えるでしょうか。以前は1日1000人程度でした。倍くらいにはなるんでしょうかね。
移転の完了した三河知立駅。今後知立駅の高架化の完成でこの区間はすれ違いでき、列車交換も気にしなくてよくなります。完成が待ち遠しいですね。